2023年8月1日 広島戦
結果:横浜5-3広島/span>
敢闘選手賞:宮崎
「ちょっと、試合に勝っても今永が離脱したらどうすんのよ!?」
結乃が叫ぶ。
「心配だけど、情報を待つしかないね」
理衣も不安そうに言う。
試合はなんとか勝利。
ようやく広島戦の連敗を6で止めた。
「それでも6回まではかなり酷かったけれどね」
「打線がね、なかなか点がとれませんでした」
「6回まで8安打2四死球で1点だけだもんね」
「併殺打に本塁憤死もあったしね」
この流れはいつもの通り。
そう思ったけれど、7回にようやく打線がつながった。
「まずは代打なら頼りになる楠本の同点タイムリー!」
「本当にね、ありがたいです!」
「そして2死となって同点で終わりかなと思ったら、そこから関根、宮崎、牧の3連打で2点を勝ち越し!」
「本当に、つながったねぇ」
宮崎で終わらず牧も追加のタイムリーを打てたのも大きい。
「さらに9回にも駄目押しで宮崎のタイムリー!」
「宮崎選手も久しぶりに3安打? ずっと調子が悪かったけれど、少し復調したかな?」
「牧も2安打したし、スタメン出場の梶原も2安打したしね」
「ヒット数は15本! 効率はまだまだだけど、まずはヒットが出たというところで!」
安打が増えれば得点の可能性は増える。
序盤の不味い攻めがあったが、7-9回に限れば7安打4得点が出来ている。
「投手陣は、どうにか3点で踏ん張ったけれど、やっぱり康晃と伊勢が失点か」
「なんとか調子をあげてほしいね」
「いや、調子をあげるなら2軍で調整して欲しいけれどねぇ」
「でも、森原投手は調子をあげて、この日も三者凡退でセーブです!」
とりあえず森原が抑えで安定してくれるとありがたい。
「ただ不安なのが、5回の途中で降板した今永! 怪我なの!?」
「とりあえず無事を祈るだけ!」
「一応、足がつりそうになって、大事をとっただけとはいっているけれど」
「本当に軽傷ならよいね」
ここばかりは確定情報を待つしかない。
「さあ、とにもかくにも初戦を取ったんだから、連勝してカード勝ち越しを!」
「2戦目は久しぶりの濱口投手! 頑張って!」
「せっかくのチャンス、今季の残りがあるかはこの試合次第よ!」
「相手は森投手。長いイニングを投げていないから、失点さえ抑えれば勝機はあると思うけれど・・・」
「ホント、濱口次第ね」
ここでひとつ、皆を見返す投球をお願いします。