2023年10月1日 中日戦
結果:横浜4-0中日
敢闘選手賞:大貫、大田
「ここにきて大貫の復調は大きいわね」
結乃が偉そうに言う。
「プロ初完封、それもマダックス達成です!」
理衣が拍手する。
シーズン終盤、CSを間近にして大貫の状態があがってきたのは頼もしい。
しかも、ここでプロ初完封である。
「三振こそ少ないけれど打たせて取る投球で2塁も踏ませず!」
「大貫投手らしいピッチングでした!」
「球数さえ少なければ大貫はいけるのよ!」
「CSに向けて大きな戦力です!」
これで1stステージ、東、今永、大貫、という3枚でいける。
「打線の方もまさかまさかの序盤で高橋宏から得点!」
「大田選手が先制タイムリー、そして2打席連続タイムリー!」
「大田も終盤で調子をあげてきてね」
「佐野選手が怪我だけに、大田選手が良いと心強いね」
この日は守備でも好守を見せた。
打撃の確実性では劣るが、守備、走塁では大田の方が上。
さらに調子が良い時は固め打ちも多い。
短期決戦でうまくハマってくれると実に良いのだが。
「さてさて、広島が負けて、なんと順位確定は最終戦までもつれこんだわ!」
「勝てば2位、負ければ3位ですね!」
「問題は誰を先発にもってくるかね。通常なら東だけど、もしも負けたら最高勝率のタイトルが取れなくなるからなー」
「確かに、難しい問題だね」
しかし、チームとして2位を全力で取りに行くなら東しかいないだろう。
相手は山崎伊織か?
となると、当然ながら負ける可能性もかなり高い。
しかも東京ドームである。
「バウアーがいればなあ!」
「確かにね」
「でも、相性の良い平良というのはあるかもね」
「東投手はリリーフで控えるとかね」
いずれにしても。
勝って2位になれたら、貯金も10でとても良いのですが。