「2023年ドラフト指名選手の背番号が決まったわよ!」
結乃が力強く言う。
「これで本当にチームの一員、って感じだね」
理衣が拍手をする。
決まった背番号は以下の通りである。
度会「4」
松本「34」
武田「33」
石上「44」
石田「54」
井上「55」
高見澤「193」
清水「102」
小笠原「125」
庄司「122」
近藤「130」
「ドラ1の度会は予想通りの4ね」
「野手だし、ドラフト1位だし、一桁背番号ってのは分かるよね」
「以前は荒波もつけていたし、さらに超えるようになってもらわないとね」
「背番号4といえば度会選手、となって欲しいね!」
ユニフォームも人気が出そうである。
「それ以降はみんな、30番以降の番号になったね」
「いつもならドラフト2位くらいまではもっと若い番号なんだけどね」
「まあ、チームも若返りしていってたから、若い番号の空きが少なくなっていたのはあるでしょうけどね。石田の去就も決まっていないし」
「まあ、決まった番号こそ自分の番号、そう周囲に思わせる活躍をしてほしいね」
この中でいえばドラ3武田の33は、なんからしい番号にも思える。
野手として評価している、ということもあるだろう。
石上は、森や林のライバルとして期待されているが、背番号は44と大きい数字。
だが、番号の大きさは関係なく、結果で見せて欲しい。
「とにかくみんな楽しみね」
「ファンフェスでどんなキャラを見せてくれるのかもね!」
「みんな、背番号に負けない活躍を!」
「待ってます!」