2023年振り返り #30 わずか1試合登板。這い上がれるか? 三浦銀二
「二年目の銀二だけど・・・」
言葉を濁す結乃。
「うーん、だね」
理衣も言うべき言葉を失う。
二年目の一軍登板はわずか1試合。
その内容がこちら。
#30 三浦銀二
出場試合 : 1
投球回数 : 1.0
防御率 :36.00
勝利 : 0
敗戦 : 0
ホールド : 0
セーブ : 0
被打率 : .571
WHIP : 5.00
奪三振 : 0
失点 : 4
「1イニング被安打4で4失点!」
「これじゃあ、ちょっとね・・・」
「1試合だけだからなんともだけど、15点とうことで。一応、1試合は一軍登板したから」
「厳しい結果です!」
この年の大卒投手は徳山がいまだ一軍登板なしと、銀二と共に厳しい。
それでも徳山は後半、楽しみな感じも出てきたが。
「銀二は二軍でも防御率5点台だもんねぇ」
「何が悪いのかな?」
「コレといったものがないのかしらね・・・」
「うーん、厳しい・・・」
もともとは制球力がウリだったのか?
しかし四死球はともかく、ヒットを打たれすぎているからどうしようもない。
「身体能力は高いみたいなんだけど、それだけではね」
「投手としての武器が欲しい!」
「このままだと3年目で見切られてもおかしくないわよ!」
「うう、不吉なことを」
とはいえドラフト上位というわけではない。
2軍でもコレといった感じでなく、徳山のように評価があがる話も聞こえてこない。
大卒3年目は、ある意味で危険なタイミングでもあろう。
「まずは、首脳陣に、コイツいいものもっているじゃん、と思わせないとね」
「結果が欲しいねぇ」
「背水の気持ちで勝負賭けないとね」
「応援するしかありません!」
さてどうなるか。
頑張れ。