「よし、またも良い感じで勝利したわね」
結乃が頷く。
「打線も活発で、投手陣もきっちり抑えての勝利だね」
理衣も笑顔である。
打線が活発で14安打7得点。
投手陣も、相手打線を被安打4の2失点に抑えた。
「佐野、牧、宮崎の主軸3人がそれぞれ2安打ときっちりね」
「特に牧選手はこの試合でもホームランを打ちました!」
「完全に仕上げてきたわね!」
「あとはオースティン選手だね」
全員が一度に好調になっても怖いところはある。
そもそもオースティンはここ数年まともに働いていないので、じわじわとあげてくれるでも構わない。
「そして桑原、大和、山本も2安打か」
「特に復帰してきた桑原選手が2安打は安心だね」
「さて、センターはどうなるかしらね」
「そこも楽しみだね!」
投手では、小園が5回2失点と試合を作った。
「被安打3、四球1と安定していた感じね」
「段々とよくなってきて、ローテーションも見えてきたかも!?」
「まだなんともいえないけれど、チャンスはあるわよね」
「2024年こそ、一軍初登板、そして初勝利を!」
その後も、上茶谷、三嶋、ウィック、伊勢が無失点でリレー。
「うーん、良いところばかり?」
「ウィックがまだ安定感が足りない感じだけれど、まあ他の外国人選手が好調だから、あんま気にならないわね」
「オープン戦でここまで内容的に良い感じなのは久しぶりに感じるわね」
「成績自体は5割なんだけどね」
内容的には新人や若手が躍動してアピールして新たな戦力となりそうな予感がして。
主力もきっちり結果を出して。
なかなかに良い感じ。
「もちろん、結果をなかなか出せていない選手もいるんだけどね」
「さすがに全員が、ってわけにはいかないもんね」
「でも毎年、結局いつものメンバーな感じが開幕一軍かー、なんてのとは変わってきているから」
「変化の年になるかもしれない!」
さて、開幕しても続きますように!