2024年3月29日 広島戦
結果:横浜4-3広島
敢闘選手賞:度会、ウェンデルケン、大和
「2024年シーズン開幕!」
結乃が力強く言う。
「いよいよですね!」
理衣も手を叩く。
開幕カードは広島戦。
その初戦は・・・
「とうとう、開幕戦の呪縛から解き放たれたわね!」
「見事な逆転勝利です!」
「いやー、三浦が監督のうちに開幕戦で勝てるとはね」
「開幕カードだけでも0勝8敗1分け、現役時代も開幕投手で7連敗だっけ?」
とにかく開幕戦に勝利したことは吉兆である。
これはもしや、優勝するとのお告げか!?
「というのは置いておいて、なんといっても度会! いきなりの同点3ランをぶちかます!」
「3回表、東投手がいきなり乱れて3失点と嫌な雰囲気だったもんね」
「その直後、山本、石上の連続ヒットも東がバント失敗の三振でまた嫌な流れのところ・・・」
「そこでドカーン! と一発ホームランだもんね!」
「確かに甘い球が入って来たけれど、それを打つのがまたね」
「盛り上がったね!」
ルーキーで開幕一番、初ヒットが同点3ランとは派手にぶちかましてくれた。
「その後は東も立ち直って7回まで投げ切ったのは良かったわね」
「ちゃんと修正したもんね」
「そして8回表、JBが三者連続空振り三振で流れをもってくる!」
「今年も頼りになります!」
あそこで均衡していた流れが横浜にきたのだろう。
「8回の裏、先頭のオースティンがこの日3本目のヒット!」
「オープン戦は調子出なかったけれど、ここできたね」
「その後、1死満塁のチャンスで、代打は・・・大和!」
「さすが得点圏の大和さん、きっちり犠牲フライで勝ち越しです!」
「オースティンもあのフライでよくかえってきたわよね」
「激走でした!」
こういうところで犠牲フライを打てるのは大きい。
「最後、康晃かと思いきや森原とはね。ここは相性を考慮したのかしらね」
「確かに、山崎投手で横浜スタジアム広島戦とか、良い記憶が少ないよね・・・」
「開幕カードで出てきて逆転喰らったしね」
「先頭打者、牧選手の好プレーでアウトに出来たのが多きかった!」
「森原もオープン戦で打ち込まれていたけれど、三者凡退で追われたのは良かったわね」
「開幕戦は緊張もするし、とにかく結果が出たのが良かったね!」
1点差で勝利し、待望の開幕戦、開幕カードでの勝利である。
「スタメン野手も、梶原以外は1本ヒットが出たしね」
「それも一安心。でも、だからといってすぐに梶原選手を外したりはしないで欲しいね」
「ある程度の辛抱も必要だしね。まあ、相手投手の左右とかでかえてきたりはあるかもだけどね」
「何はともあれ、まず開幕に勝利したことが素晴らしい!」
さあ、これで今年の横浜は何か違うかもしれないとファンに思わせてくれた。
何より度会という、空気を変えるキャラクターがいる。
「さ、2戦目に勝って勝ちこしを目指したいわね」
「平良投手、頼みます!」
この勢いでいきましょう!