2024年4月20日 ヤクルト戦
結果:横浜7-4ヤクルト
敢闘選手賞:京田、石川
「ようやく連敗を止めたわね」
結乃が淡々と言う。
「久しぶりの勝利だね!」
理衣が手を叩いて喜ぶ。
しかし勝った相手が阪口と、結局は横浜相手じゃないと勝てないのか、なんてツッコミはしないように。
「阪口相手とはいえ、打線が序盤から効率的に点を取ったわね」
「初回は四球、盗塁、タイムリーと、1安打で先制!」
「さらに2回も四球のランナーをおいて京田がタイムリー3塁打、そしてケイの内野ゴロで追加点と2安打で3点だもんね」
「実に横浜らしくない攻撃だね!」
と、ファンも驚くような効率的な攻撃で3点をリードする。
しかしケイが前回ほどの良さは出ず、2回、3回と1点ずつ返されて1点差に迫られ嫌な雰囲気に。
「このままだとまた初戦の流れになりそうなところ」
「5回、2死1、2塁のチャンスに宮崎選手が追加点のタイムリー!」
「得点圏でなかなかタイムリーが出なかったけれど、この日はこの2死のタイムリーから連打!」
「楠本選手、山本選手、そして京田選手まで4連続タイムリーで4点を追加!」
「ツーアウトでチェンジまであと1死、ということでヤクルトの交代も遅れたのかもね」
「それでも良い攻撃でした!」
久しぶりにつながった攻撃。
まあ、6回以降はヤクルト投手陣にきっちり抑えられてしまったのだが、連敗中だったのでそこは置いておこう。
「ケイはそれでもピリッとせず、その裏にまた失点するけれど、どうにか5回3失点で最低限の内容にはまとめたわね」
「その5回裏も、いきなりノーアウト1,3塁でどうなるかとおもったけれどね」
「そこを併殺の1失点で切り抜けられたのは大きかったわね」
「たまにはこちらに良い流れもないとね!」
その後は継投で逃げ切った。
特に石川、徳山、山崎、森原はノーヒットに抑え込んだ。
「ただ、上茶谷はちょっと不安定で使いづらいわね」
「良い投球を見せてくれる時もあるんだけどね」
「悪いイメージばっかりだわ」
「昨季のような安定感がないよね・・・」
今後もリードで起用するのは怖い。
この日も石川が火消しをしてくれたが、あのまま失点していたら試合の流れもどうなっていたか分からない。
「そして誕生日起用の京田が2安打2打点と活躍!」
「おめでとうございます!」
「今季は少ない出番の中でもきっちり結果を出しているのよね」
「しばらくショートスタメンでいくかも?」
首脳陣が果たしてどのような結論を出すか。
「さあ、そしていまだ勝ち無しの日曜日、防御率はいいのに援護のない大貫、今度こそ!」
「相手は前回抑え込まれたヤフーレ投手だね。今回はリベンジしたいね」
「バッテリーも戸柱起用してくるんじゃないかと予想」
「もしそうなら頑張って欲しいね!」
今季3戦3勝のヤフーレと、3戦3敗の大貫。
覆してやろうぜ!