2024年4月29日 中日戦
結果:横浜1-11中日
敢闘選手賞:蛯名
「これまた酷い負けね」
呆れた表情で結乃が言う。
「ううう、大敗です・・・」
理衣が泣きそうな顔で言う。
11失点。
打線はかろうじて1点を取るのが精いっぱい。
GWになんて試合を見せてくれているのだろう。
「先発のジャクソンが5失点、後を継いだ森が6失点じゃあどうしようもないわね」
「ジャクソン投手、オープン戦は良かったのにねぇ」
「シーズンで悪かったら意味ないわね」
「ここから上げてくれるかなぁ・・・」
シーズンが始まる前は、ケイの方が先発として良い姿を見せてくれるとは思わなかった。
何が悪いのだろうか?
「森は2ラン、満塁弾で6失点か」
「打たれ出したら抑えが利かない感じになっちゃったね」
「好投している試合もあるから、すぐに駄目とは言わないでしょうけれど、きついわね」
「悲しい・・・」
「そして打線は、まさか松葉に1失点完投を許すという快挙を!」
「また打線が湿ってきちゃったね」
「初回、無死1、2塁からクリーンナップで無得点とか、なんなのかしらね」
「そういうときもある、としか言いようがないんだろうけれど・・・」
「それで済ませちゃだめでしょ! 打撃がイマイチなら進塁打をうつとか、そういうことができないと」
「少し良い感じになったと思ったら、すぐにこれだもんね」
唯一良かったのは、途中出場した蛯名がタイムリー3塁打含む2安打したこと。
「これもう蛯名スタメンでいいでしょ」
「結果も出したしね」
「とはいえ、明日も相手は小笠原だし、打てないし勝てなさそうね」
「試合やる前からそんなネガティブな!」
しかし事実、勝てそうな雰囲気がない。
今シーズンは中日に全く勝てないのではないだろうか?
「ミスも相変わらず出て失点につながって、本当になんのかしらね、練習してきているのかしら」
「色々と言われているよね・・・」
言われても仕方ないだろう。
ミスしてもそのまま起用し続け、二軍に落とすわけでもなく、かといってその後の試合で改善される感じでもない。
何かやっているのかもしれないが、結果が出なければプロなのだから言われるのは当然。
「なんとか一つ勝てないかしらねぇ・・・」
「勝ちましょう、中川颯投手に初勝利を!」
投手陣が0点に抑えないと駄目ですね。