2024年6月7日 ソフトバンク戦
結果:横浜1-10ソフトバンク
敢闘選手賞:-
「まー敗戦は想定していたけれど、二桁失点は想定をちょっと上回ったわね」
淡々と言う結乃。
「ううう、完敗ですね」
項垂れる理衣。
先発はソフトバンクから解雇された森唯斗。
ここで好投できれば良い話だが、現実はそんなうまくいはずもない。
「初回こそ三者凡退で抑えたものの、結局は3回もたず5失点KOと」
「本人も悔しいだろうね」
「ていうか、首脳陣は本気で通用すると思って起用したのかしら? 単に古巣に当てたいだけ、とかじゃないの?」
「さすがに、どうでしょう・・」
とにかく、そういう起用をしがち。
エンタメ路線を全て否定はしないが、そこは上手い事はまったら実行する形にしてほしい。
本気で森でいけると思ったのか。
どうせ捨て試合だからと起用したのか。
「その後、昇格した宮城も佐々木も失点してね」
「宮城選手はここから頑張って欲しいけれど」
「こういうところで抑えれば信頼もあがるんだけどね」
ソフトバンク打線を相手にそうはいかなかった。
「そして打線もオースティンの一発のみ」
「何せ宮崎選手も抹消だもんね」
「このところ精彩を欠いていたからね。宮崎は替えがきかないだけに、きっちり治してきてほしいわね」
「離脱者が沢山!」
このチーム状態で宮崎も負傷離脱、石田も肩の肉離れで離脱。
上茶谷がこの日の打席に負傷交代。
山崎も不調で二軍降格と、チームはかなりボロボロである。
「まあ、モイネロ相手に今の打線で勝てるわけないと東をスライドしたんだから、ある意味で予定通りよ!」
「酷いポジティブだ」
「でもこれで、2戦目東で負けたらどうしようもないけれどね」
「そこは東投手を信じたい!」
「東は信じても、打線が信じられないからね」
相手はスチュワート、勝てるとしたらここくらいだろう。
それでも負けそうなのがベイスターズだが。
「もう先発も中継ぎも野手も不足ね。ここまできたら割り切って若手起用していきましょうよ」
「外野は感嘆に言えるけれどねぇ」
「いや、ここまでお膳立てされたら逆にやっても仕方ないって思われるって!」
「そ、そうかなぁ」
石田、中川颯、平良、深沢が離脱している中、濱口もあがらず、小園もまだまだ。
JB、入江が負傷で、山崎、伊勢が不調で抹消。
宮崎が負傷し、牧も肉離れの影響が見え、佐野は昔の輝きもなく。
「ほらね、どんどん若手でいいって! それなら負けても納得するから!」
「そう言いつつ、負けたら悔しがるでしょ」
「いや、そりゃそうだけどね」
だが実際、この日昇格した井上は2塁打を放った。
主力の負傷は若手のチャンスなのだ。
ここをどうつかめるかどうか?
さて、チームはどう戦っていくか?