2024年6月15日 西武戦
結果:横浜4-0西武
敢闘選手賞:東
「6連勝ね!」
結乃が胸を張って言う。
「これで借金完済、交流戦の勝ち越しも確定です!」
理衣も笑顔で言う。
初戦に勝ち、2戦目はエース東。
ここは負けられないところで、きっちり勝つことが出来たのは大きい。
「東はブルペンでは調子よくなかったみたいだけど、それでも完封とはさすがね」
「西武さんの状態が悪いとはいえ、だね」
「先発ローテも苦しく、中継ぎ陣も若手が頑張っているけれどやっぱり登板数も増えると疲れも増す中、完投してくれて助かるわね」
「それでこそエースです!」
長いイニングを投げられる投手が少ない状況だけに、有難い。
さらに3戦目はルーキーの石田で長いイニングはないことが分かっている。
「交流戦も最後だし、石田からブルペン全員つぎ込む覚悟で全員、全力でいってほしいわね」
「それが出来る状態にしてくれたからね」
一方で打線は12安打はしつつも4得点、しかも2点は相手のエラー絡みで、決して効率よいとはいえない。
「まあ、相手が西武だからってのは正直あったかもね」
「あまりそういうことは言いたくないけれどね」
「とはいえ、弱っている相手には勝っておかないとね」
「自分達もいつそうなるかわからないもんね」
そんな打線では山本が先制ホームラン。
そして度会がこの日も適時打を放った。
「いやー、度会は好調ね」
「復帰してから凄いよね!」
「そして森がまた凄い走塁を見せてくれたわね」
「スピードだけじゃなく、躱してのホームインは凄かったね」
タイミング的には完全にアウトだが、相手のタッチをかいくぐっての得点。
なかなか見られないものだった。
「ということで6連勝! 心配なのはオースティンだけよ!」
「この試合でも全力プレーで足を気にする素振りが・・・怖い!」
「もう身についていて、勝手に動いちゃうんでしょうね。怪我しないことを祈るしかないわ」
「シーズン最後までいてください!」
さあ、交流戦最終戦。
勝利で締めましょう!