2024年8月18日 巨人戦
結果:横浜2-1巨人
敢闘選手賞:梶原、オースティン、ウィック
「オースティン様様ね」
結乃が汗を拭って言う。
「延長11回、オースティン選手のサヨナラHRで勝利です!」
理衣が万歳して言う。
相手が菅野ということで立ち上がりを叩かないときついと思っていた試合。
案の定、初回のチャンスを逃すとそれ以降はなかなかチャンスもなく。
「初回ね、ラッキーな内野安打2本で無死1、2塁だけど、佐野が案の定のゲッツーと」
「あの辺は菅野投手の経験値もあるよね」
「まあそうなんだろうけれど、あれでもう流れは消えたわよね」
「そこからは投手戦です」
このところ不安定だったケイもこの日は要所を締めて6回無失点。
2つの死球はいただけないが。
「点を取ったのはやっぱり梶原、6回に先制ホームラン!」
「この日も3安打で凄いね!」
「あのホームランも、あの打球で入るんだ、って感じのライナーだったわね」
「本当に、四球を選ばないスタイルでどこまでいけるか気になるね」
打撃の調子が落ちてきた時にどうなるか、どう対応できるか。
「だけど1点差を守り切れるブルペン陣ではなく、伊勢、山崎で同点に追いつかれる、と」
「今まで勝ちパターンの二人だっただけに厳しいね」
「先頭に四球を出すわ、中継プレーもお粗末だわで、野球の質が問われるわよね」
「それでも勝ち越しは許さず粘りました!」
広島で悔しい思いをした森原もこの試合はきっちり抑え、ウィックも回跨ぎをこなしてくれた。
「そして11回、それまで良いところなしのオースティンがついに、20号のサヨナラHR!」
「打った瞬間、手ごたえありって感じだったね」
「ホント、今は梶原とオースティンでしか点が取れないんじゃない?」
「他の選手はみんな苦しんでいるもんね」
まあ、投手陣がなんだかんだ1失点で踏ん張ってくれたからこその勝利。
なんとか連敗を止めた。
「日曜に勝ってよかったわ」
「気分よく新たな週を迎えられます!」
「まあ、広島にも巨人にも1勝ずつしたし許してもらいましょう」
「なんか寂しいね・・・」
何せ下からの方が迫ってきていますからね。