2024年8月22日 中日戦
結果:横浜8-9中日
敢闘選手賞:-
「いやー、酷い試合だったわね」
結乃が呆れたように首を振る。
「序盤は楽勝ペースだったんだけどね・・・」
理衣はがっくりと肩を落とす。
2回までに4点を先制し、中盤までに6点リード。
7~9回の3イニングでまさか8失点して逆転負けするとはだれも思うまい。
「とにかく中継ぎ陣が酷かったわね」
「みんな打たれちゃったね」
「唯一、ジャクソンの後を継いだ佐々木だけわずか3球で終わらせたけどね」
「あとは・・・」
4点リードで8回に登場した山崎が2アウトとりながら失点し。
火消しに出たウェンデルケンも止められず同点に追いつかれる。
8回の裏、それでも山本のタイムリーで勝ち越すも、9回に森原が打たれて逆転を許し、そのまま敗戦。
「まー、誰がっていうより、もう山崎以降の全員が駄目よね!」
「あそこまで打たれるとはね」
「ホームでこんな大逆転負けを見せられたファンの気持ちになって欲しいわね」
「選手も一生懸命にやっているんだけどね・・・」
さすがにこの試合で采配がどうこうというつもりもなく、あくまで選手たちが仕事をできなかっただけだろう。
4点差だから今の山崎を出すのは間違っていないと思うが、4点差でも抑えきれなかった。
火消しに出すならウェンデルケンしかいないだろうが、そこも防ぎきれなかった。
1点リードしたから森原を出したけれど抑えられなかった。
しかし、山崎はまた一度二軍調整でも良いのでは、とは思う。
失点していない試合でもヒットはよく打たれるし、危なっかしすぎる。
とはいっても、頭角を現した徳山も中川も二軍に落ちてしまったし。
厳しい状況ですね。
「打線は8点とったし、特に言うことはないんだけど」
「そうだね、13安打8得点でチャンスにも打っていたしね」
「スクイズまでやって、それでもこんだけ打たれたら打撃陣は仕方ないわね」
「せっかくかみ合ってきて連勝したと思ったのに」
この状態で神宮でのヤクルト戦。
先発は吉野と高梨。
果たしてどんな試合になることやら。