2024年8月27日 阪神戦
結果:横浜10-4阪神
敢闘選手賞:宮崎、佐々木千隼
「重要な3連戦でも更に重要な初戦にとりあえず勝利!」
結乃が胸を張って言う。
「一つ、関門をクリアしました!」
理衣が拍手する。
この3連戦、最低ラインは勝ち越し。
そのためにも初戦が大事。
先発を任されたのは今シーズン不甲斐ない成績となっている大貫。
「この試合は6回2失点と先発の責務を果たしてくれたわね」
「勝利投手にもなりました!」
「初回にいきなり失点はいただけないけれど・・・その裏に勝ちこしてもらって2回表もすぐ打たれて同点になるし」
「で、でも、3回以降は粘り強く投げました!」
4回も満塁のピンチを招いて安定はせずとも。
失点はせずにバトンを繋いだ。
「打線もね、今季不調の伊藤から点数を重ねて」
「宮崎選手が3打点の活躍です!」
「とうとう打率も3割にのせてきたしね」
「本領発揮です!」
試合は優位に進めるも、中継ぎは盤石とはいえない。
このところ好調だったウィックを7回に出したが、無死満塁のピンチを招いてしまう。
「この辺が難しいところよね。最近の結果から勝ちパの7回を任せる判断は間違っていないと思うけれど」
「それでも、こういうときもあるよね」
「しかも降板拒否とか、それも駄目よ!」
「三浦監督も珍しくマウンドで怒っていたみたいだね」
この後にしこりを残さないと良いが。
そして後を継いだ坂本が失点して1点差。
ここで追いつかれたら一気に流れも変わりそうなところ。
「残ったピンチに出てきた佐々木が流れを断ってくれたわね!」
「佐々木投手、目立たないけれどよい仕事をしているよね」
「あれがあったから、7回、8回の追加点も取れたわけよ」
「本当、最後は6点差になったけれど、ヒヤヒヤしたもんね」
とうとうヒーローインタビューにもたち、横浜にきてくれてありがとうな成績を残してくれている。
「さ、先勝したことでまずは勝ち越し、東で!」
「相手も村上投手だから簡単にはいかないね」
「昨シーズンほどの成績ではないとはいえ、ね」
「序盤から打線の援護に期待です!」
連勝しましょう!