2024年9月29日 阪神戦
結果:横浜6-7阪神
敢闘選手賞:-
「なんつーか、言葉もないわね」
結乃がため息を吐き出して言う。
「うう、辛いです」
理衣も肩を落とす。
4点リードを守り切れない投手陣、そして守備陣。
「8連戦の頭で東を5回で降板させて、中継ぎ投入して逆転負けくらうとか、最悪ね」
「言葉に詰まります・・・」
「このところ絶好調だったウィックがいない中でこんな早く継投して、森原までつなげると思ったのかしら」
「なんとも困るね」
とにかくすべてが悪い方向に動いた。
回跨ぎした中川颯が崩れ。
回途中から登板した伊勢は流れを切れず。
守備固めをしていない牧と筒香は守備でやらかし。
「筒香はやらかしというよりも、守備力的に仕方ないかもだけどね」
「牧選手のは・・・」
「なんであの状況と体勢で無理矢理にも一塁に投げようとしたのか、それが意味不明よ」
「それが失点、そして逆転へと繋がるというね」
牧はセカンドでエラーが多すぎる。
そして牧にだけ守備固めを入れないのもどうなのか。
もちろんキャプテン、チームの中心として最後までという思いを込めているのだろうが。
「まあ、まだ7回ってのはあったかもだけど、それは抜きにしても牧にだけは守備固めいれないもんね」
「チームとしての考えが・・・」
「もういいわよ、二軍が優勝したってのに一軍は体たらく。本当に来季は考えて欲しいわ」
「ま、まだ今季終わっていないし」
阪神に連勝すれば、奇跡的に二位に手が届くかも?
なんてのを吹っ飛ばす酷い試合だった。
なんていうかもう。
無理せず、優勝した二軍の選手を起用してくれた方が嬉しい気がするのだが。
もし、それで3位になれなくても、それなら納得するから。