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2024年振り返り #28 一軍の壁はまだ厚い。激しい競争に勝ち抜くしかない 勝又温史

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2024年振り返り #28 一軍の壁はまだ厚い。激しい競争に勝ち抜くしかない 勝又温史

野手として支配下に復帰した勝又ね
結乃が腰に手を当てて言う。
「激しい外野手の競争の中で生きぬけるか!」
理衣が拳を握りしめて言う。

投手を諦め、打撃の良さを活かして野手に転向。
素人状態だった外野守備も向上したとはいえ、そう簡単に一軍にあがれるわけではない。
怪我の手術で出遅れたのもあったが、出場は全て二軍である。

#28 勝又 温史

出場試合 :  57
打数   : 175
打率   :.246
出塁率  :.274
HR   :   3
打点   :  24
得点   :  13
盗塁   :   3

「二軍での成績も決して良いわけじゃないからね」
「やっぱり、そう簡単にはいかないよね」
「もちろん、良いものは持っていると思うけれどね。春季キャンプの時とかも打撃練習では飛ばしていたし
「実践となると違うよね」

とはいえ、プロの世界は待ってはくれない。
2025年には25歳になり、若いけれど何かを見せてくれないと首も怪しい立場でることに変わりはない。

「オフにはウインターリーグに参加して、チームとしても期待を出して送っているところはあると思うのよね」
「なんとか頑張って欲しいね」
「だけど外野は梶原が頭角を現し、蛯名、度会も一軍で結果を出したりもして、更に厳しくなっているからね」
「そういった選手達に勝っていかないといけないもんね」

本人もそれは理解しているはず。
それでも、投手の時よりいきいきとして野球をやっている姿は見ていて嬉しくなるものではある。

「まずは一軍昇格よね。2025年中に一軍で何かみせないと厳しいわよ」
「野手の人数もそんなに多くないから、どうだろうね」
「まあ、大田、楠本がいなくなった中、今年のドラフトも外野手は育成で1人だけだしね」
「一軍の壁は厚いけれど、そう簡単に減らせるところでもないよね」

下からは武田が突き上げてくる気配もある。
負けないよう、頑張れ!

 

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