「さて、現在のところ横浜の支配下は63人、まだ7枠余っているわね」
結乃が分かった風な口をきく。
「オフには何人か育成にしたのもあるしね」
理衣は首を傾げながら言う。
本来、人枠はマルティネスも想定してあけていたはずだが、マルティネスは巨人にいった。
あとはバウアー用の枠もあけてあるだろうが、バウアーはまだどうなるか分からない。
ただ、いずれにしても外国人はあと1人は獲得するのではないか。
「野手がオースティン一人だからね。オースティンの年齢や怪我のことを考えても、次の若めの外国人野手は探していると思うけど」
「ロペス選手、ソト選手、オースティン選手と、良い感じで繋がっているもんね」
「20代半ばくらいで、成長が期待できそうなのがいると良いんだけど」
「なかなか難しいよね」
あとは投手、バウアーを狙っているとして、中継ぎがウィックだけでは故障した時や不調時に不安が残る。
ここも誰か探しているかもしれないが、バウアー次第か。
「日本人だと、あとはもう更なる追加トレードか、あとは育成からの支配下登録ね」
「ファームで好投をしていた庄司投手、それに笠谷投手あたりが候補かな?」
「まあ、そのあたりでしょうね。あとは育成に落とした西巻とか上甲とか、改めて登録するとか・・・?」
「もともと、枠空けのために空けた感じあるもんね」
他に育成で支配下登録できそうな選手もなかなかいなさそうか。
小笠原、高見澤もまだ早いか。
「開幕時点では65~66人くらいにするかしらね」
「まだ2~3人は追加する感じだね」
「いずれにしても支配下で入れる以上、戦力として考えるってことだからね」
「その辺も年明けてから開幕まで、楽しみにしたいね!」
何か驚きの隠し玉でもありますかね??