2024年振り返り #55 ロマンあふれる、打てる内野手を目指せ 井上絢登
「ルーキー、ドラ6の井上ね」
結乃が重々しく頷いて言う。
「一軍デビューも、本人的には悔しいだろうね」
理衣が拳を握りしめて言う。
一軍の壁は高かったけれど。
それでも楽しみなところも見せてくれた。
#55 井上絢登
出場試合 : 25
打数 : 48
打率 :.190
出塁率 :.261
安打数 : 8
HR : 0
打点 : 4
得点 : 2
盗塁 : 1
OPS :.570
「数字だけ見ちゃうとまだまだだけどね」
「それでも期待されたから起用もされたわけで」
「与えられたチャンスを掴めなかったけれど、良いところもあったしね」
「ルーキーとして緊張とか力みもあっただろうしね」
宮崎の後釜候補の一人として期待。
サードだけでなく外野も出来て足も速い。
長打力もあり、うまいことハマれば面白い存在になることは確か。
「ヒット8本のうち5本が2塁打ってのもよいわよね」
「やっぱり長打は魅力だもんね」
「チームとしてサード宮崎の後釜が課題なのは数年前からだからね」
「あれだけの選手となるとなかなかいないもんね」
牧のサード転向などもファンから声はあがっているが。
チームとしては三森を獲得することで更に層を厚くした。
「井上は独立リーグあがりで年齢も梶原と同級生だから、二年目になんとか結果を出したいと思っているでしょうね」
「目指すのはやっぱり、まずはサードの控えだよね」
「宮崎の休養は絶対必要だからね、その時に柴田や京田では打力が圧倒的に落ちるから、そこをどうにかしたいわけでね」
「守備型の選手ではなく、打撃を強みに入りたいってことだよね」
柴田、京田とはタイプが異なるので、やはり競う相手は三森か。
もちろん守備型の選手も必要であり、全ての相手がライバルとはなるわけだが。
「個人的には凄い期待しているし、頑張って欲しいわ」
「ロマンあるよね」
2025年を飛躍の一年、もしくはその契機となるような年にしたい。
そのためにも死ぬ気で頑張ってもらいたい!