2025年5月1日 ヤクルト戦
結果:横浜3-0ヤクルト
敢闘選手賞:牧
「ようやく延長戦で勝利したわね」
安堵の息を吐き出す結乃。
「投手戦を制しました!」
理衣が拍手する。
投手戦だったのか、互いの打線が不調だったのか。
横浜は、打線がよくないのが響いていただろう。
「0-0の延長10回も2死まできて、次の回かと思っていたら」
「2死から蛯名選手、度会選手の連打でチャンス!」
「そこで4番牧がようやく、決勝の3ランよ」
「この打順でよかったね!」
というか、今の打線で点を取るとしたら蛯名、度会、牧のところでランナーがいるかどうかだろう。
それくらい、他の選手が打てていない。
「三森も止まったし、一度スタメン外しても良いと思うのよね」
「そうなると誰を一番にするかっていう問題も出て来るよね」
「オースティンが戻れるなら、蛯名、度会、牧、オースティンと、前に詰めても良い気はするけれどね」
「一番問題はなかなか解決しないね」
そして課題は5番以降。
この試合では梶原、石上が1本ずつ打ったとはいえ。
「打線はまだまだ悩みそうね。佐野も宮崎も打てず、本当に牧までで点を取るしかないわ」
「それでも勝ちを拾っていくしかないね」
なんとか選手の状態を見極めていってほしい。
「投手陣は無失点リレーね」
「平良投手がこの試合は6回無失点の好投! 後を受けた投手もきっちりです!」
「勝ちパは少し安定してきたかしらね」
「9連戦だし、これで負けられないからね!」
そしてこの日はとうとう筒香を抹消し、勝又がプロ初の一軍登録、出場となった。
「頑張って欲しいし、せっかくあげたんだから起用して欲しいわね」
「プロ初ヒットを期待して!」
「ファールにはなったけれど、あの一撃はロマンがあったわ」
「一本出る日も近いかも!?」
今の佐野、筒香、宮崎よりよほど長打が打てそうに感じた(もちろん、そんな簡単なものではないのは分かっているが)
更に言うなら、一軍でずっと塩漬けになっている東妻とかも出せないものなのか。
今の佐野や宮崎の状態なら、思い切って起用してみるのも一つの手だとは思うのだが。
「東妻なんか、打席の機会も全く与えられず何のために一軍にいるのか分からないしね。毎年そうだけど、そういう選手が多いわよね」
「批判はそれくらいに・・・」
出さないなら、二軍の試合に出した方が良いのでは?
東妻の大事な時間を奪っているだけのような気もするのだが、どうなのだろうか・・・