2025年5月3日 巨人戦
結果:横浜1-0巨人
敢闘選手賞:バウアー、松尾
「いやー、完封してくれたわね!」
結乃が称賛の声をあげる。
「1-0の試合をものにしました!」
理衣も惜しみない拍手をする。
巨人投手陣を打てない打撃陣。
ロースコアに持ち込まないと厳しいと思っていたが、一番僅少の1-0で勝利した。
「なんといってもバウアーよね。中4日でも120球以上を投げて完封だもん」
「スタミナが凄いね」
「打たれていた巨人打線も抑えて、いよいよまたNPBに適応完了かしら?」
「この投球が続けば期待できるね!」
だが忘れていけないのはバッテリーとして組んだ松尾。
実に3回の盗塁刺殺でアシストし、打撃の方でも決勝犠飛。
まさに二人で勝った試合といえよう。
「きっちり相手の盗塁を刺してピンチの目を摘んだのが大きかったわね」
「実に三回もだもんね」
「高卒三年目でたいしたもんね」
「8回もチャンスできっちり犠牲フライ。うーん、ますます楽しみ!」
と、バッテリーの二人には文句なし。
一方で打撃陣は、どうしても苦戦。
相手の赤星が良かったというのもあるが。
「でもこの試合は相手の走塁ミスにも助けられたけれどね」
「岡本選手の離塁に、バントでの進塁ミスとかだね」
「盗塁だって、エンドランで見送りとかだったしね」
「こういう緊迫した試合では、そういうミスが響いてくるね」
試合の流れ的にも相手が手放しており、その中で勝てたことは大きい。
「さあ、2戦目は東。頼むわよ!」
「打線が援護したいね」
「相手はグリフィン、苦手にしているけれど、今シーズンは殆ど投げていないのよね。状態悪いのかしら?」
「ちょっとわからないね」
あとはスタメンをどうするか。
状態の悪い梶原を代えるかどうか、だろう。
「ていうか九鬼も代打で使ったのに、意地でも東妻は使わないのが酷いわね」
「左腕のグリフィン投手だし、思い切ってスタメンレフトいってみてもよいのでは?」
「7番、8番くらいで気楽に打たせてみても面白いと思うんだけどね」
「ねー?」
東妻の野球人生を奪い続けないで欲しいですね。