2025年5月28日 阪神戦
結果:横浜0-1阪神
敢闘選手賞:ケイ
「またまた投手を見殺しか」
結乃が呆れた息を吐き出す。
「また完封負け、無得点が続きます」
理衣も肩を落とす。
ケイは6回1失点、中継ぎも無失点で仕事をした。
2試合とも投手陣は1失点(1試合目は9回まで無失点)
1点でも点が取れていれば、なのにそれができない。
しかも、チャンスは毎回のようにあったのに。
「何回もランナーを貯めて、最低限の打撃も出来ないのが酷いわよね」
「内野ゴロの間の得点とかもね」
「打順とかも見直したらどうかしらね」
「その辺は分からないけれど・・・」
そしてスタメン柴田。
柴田自体は2つの四球を選んで役割を果たしたので良いのだが、8回のチャンスで代打を送らない首脳陣のセンスの無さに呆れるところ。
今シーズンまだノーヒットの柴田に、あの場面でタイムリーを期待したのか。
そして柴田が案の定凡退のあとに代打松尾とか。
「ま、初戦の負け方から流れが悪くなるのは目に見えていたわよね」
「それを打破して欲しかったんだけれど」
「そんな力はない、と」
自ら流れを悪くする采配、選手起用をするのはいつになったらなおるのか。
というか5年目でこれだからなおらないのだろうけれど。
「そして3戦目はジャクソン。バウアー、ケイ、ジャクソンで3タテくらったらアホよ」
「問題は打線が打てるか、だね」
「相手先発もデュプランティエだし無理じゃない? 先発が抑えても点が取れずに負けるのかしら」
「悲観的すぎ!」
さて、その悲観を撃ち返してくれるほどの力があるかどうか。