2025年9月26日 巨人戦
結果:横浜5-4巨人
敢闘選手賞:佐々木
「この1勝で2位が限りなく近づいたわね」
結乃が頷きながら言う。
「それは嬉しいけれど、東投手が心配だね」
理衣が不安そうに言う。
6回、先頭打者に2球投げたところで違和感を訴えて降板。
佐々木千隼が緊急登板した。
「大事がなければいいけれど」
「ウィック投手が抜けて、今度は東投手となると、昨年のことが蘇るね・・・」
「嫌なことを言うわね」
「でも、どうしてもね」
試合展開としては苦しかった。
序盤に山崎伊織から4点を奪い4-1でリードも、東もイマイチで5回に3点を失い同点に追いつかれる。
更に6回に降板で流れ的には巨人に向かうところ、緊急登板の佐々木千隼がどうにか踏ん張った。
「佐々木以降も、宮城、森原、伊勢と、リリーフ陣が踏ん張ったわね」
「今季躍進の宮城投手、戻ってきた森原投手の存在がありがたいね」
「打線はチャンスでオースティンがどこかで打てていれば全然違ったんでしょうけれど」
「それでもここまでくると勝つのが大事」
「相手の四死球の多さやミスで点を貰ったようなもんね」
「まあ、相手の自滅的な部分は大きかったかもね」
それはそれとして勝ちは勝ち。
これで2戦目に勝利すれば2位は確定。
「さ、頼むわよジャクソン!」
「打線も援護頼みます!」
不安は色々あるが、決められるか?