「いやー、なんとも、ねえ」
口が重そうな結乃。
「色々と言いたいことがありそうだね」
理衣もまたなんとも言えない表情。
先発は藤浪。
前回、内容がアレで色々と言われてからの登板だったけれど。
相手も藤浪をおそれて全員左打者を先発で出し、それに対し4回途中で4失点。
味方のエラーもあったとはいえ、この内容で藤浪を公式戦に投げさせ続けるのはどうなのかと、こちらとしても思ってしまう。
「藤浪のコントロールは直せるといって獲得したのなら、ちゃんと直してチーム内の紅白戦とかで大丈夫となってから出さないと、相手も納得感がねぇ」
「死球は他の投手も出すけれど、イメージもあるしね」
「死球になってなくても危険な球、すっぽ抜けとかも多いし」
「相手ファンからも言われるのが苦しいね」
こちらとしても言い返せないわけで。
それでも登板させなければならない契約の縛りとかあるのだろうか。
このままでは誰も幸せになれないのではないか?
「藤浪以外では、伊勢がまたこの試合も2失点。2ランホームランを被弾か」
「開幕までにはあげてくれると信じたいね」
「無理なら、あがるまで二軍調整でもいいけれど。そうじゃないと示しがつかないし」
「あと二週間でどうなるかだね」
マルセリーノとレイノルズは安定していた。
外国人投手枠に、マルセリーノが入ってくるかどうか。
「打線ではビシエド、濱、田内が複数安打ね」
「ビシエド選手好調で、本当に誰を起用するか悩むね」
「田内は2安打、チャンスでもきっちり犠牲フライといいわよね」
「守備面ではエラーもあり、まだまだ課題だね」
しかし楽しみしかない高卒2年目である。
敗戦はしたが、悪いところはハッキリしていたので、まあ良いでしょう。