「ベイスターズのドキュメンタリー映画、『勝ち切る覚悟 日本一までの79日』を観てきたわ!」
結乃が元気よく言う。
「ようやく観に行けました!」
理衣も笑顔で言う。
「ダグアウトの向こう」、「FOR REAL」と続いてきて、その後は不定期という感じだが。
日本シリーズ優勝ということもあり、劇場公開された。
まあ、収益も取れるだろうという判断もあったことでしょう。
「当然といえばそうだけど、牧メインでの流れになっているわね」
「キャプテンだし、スローガンの「勝ち切る覚悟」も牧選からだもんね」
「キャプテンの初年度、なかなかに濃い経験をしたわね」
「でもきっとその中で成長してきたんだろうね」
他に印象が強いといえば、やはりキャッチャー陣。
時期的にちょうど山本の離脱時期と重なることから、山本、戸柱、伊藤光。
この三者に対するスポットが結構あてられていたし、印象にも残った。
戸柱も伊藤光も、「主力が抜けた時に出来る準備はしている」という。
2024年シーズン、山本が主戦捕手として戦っている立場をきちんと認めつつ、それでもいつ来るか分からない出番に備えて常に準備している。
そういう姿が改めて分かりましたね。
そして、筒香、オースティンという主軸クラス。
筒香は先々代のキャプテンであり、復帰してきた初年度、ここぞのところでチームに貢献してくれた打撃、そして言葉で。
オースティンも打撃はもちろん、怪我をおしてでも出場したいという気持ちの強さ。
そういったものを見せてくれた。
そして、選手だけではなく、監督はもちろんコーチやスタッフにもスポットを向けて。
そういうのがいいですよね。
「あと個人的には、投手コーチの大原の熱いところが見られたのもいいわね」
「ああ、あそこだね!」
元監督の中畑氏などは「あの大原がコーチをしているなんて信じられるか?」なんてどこぞのYoutubeで言っていましたが。
(もちろん馬鹿にしているわけではなく、自身が監督の時の選手だからこそ、なんでしょうが)
また他にも、たいした実績もないのにコーチしている、なんて声が外から聞こえたりすることもありますが。
ああいう姿を見せてくれるのは良いですよね。
そもそも、暗黒時代からDeNA黎明期に困ったら登板させて壊れてしまったのに・・・
「ドキュメンタリーだから淡々と進んでいくけれど、だからこそ変な誇張とかなく伝わってくるわよね」
「そうそう、明るい雰囲気も、盛り上がる雰囲気も、全部含めて、ね」
「圧倒的な感動とかではなく、どこかでその人の心にくるシーンがあるはず」
「いやー、あっという間に終わったね」
ということで、楽しんできました。
まだ観られていない方は是非!