2025年振り返り #22 抑えとして活躍も痛い目にもあった一年 入江大生
「良いところも悪いところもあったわね」
結乃が神妙な表情で言う。
「怪我明けで頑張ってくれたと思うよ」
理衣が擁護するように言う。
森原も山崎もいないなか、前半戦は抑えに抜擢されて頑張ってくれた。
間違いなく、チームに貢献してくれた。
後半戦は苦労しましたけれどね。
#21 入江 大生
出場試合 : 50
投球回数 : 45.2
防御率 : 3.15
勝利 : 3
敗戦 : 3
ホールド : 6
セーブ : 22
被打率 : .202
WHIP : 1.12
奪三振 : 45
失点 : 18
「打たれたイメージが強く残るけれど、22セーブあげてくれているからね」
「そうそう、まずはきちんと評価しないとね」
「序盤は結構、安定していたんだけどね」
「勢いのあるストレートで相手を抑えていたね」
新たな守護神候補が出てきたと喜んだのは確か。
しかし、それで一年間いけるほど甘いポジションでもなかった。
「前半戦から、大事なところで一発くらって、っていうのがあったのは確かだけれど」
「しかも、伏兵というような選手にね」
「後半になってくると、それ以上に不安定になって打たれることが多くなってね」
「痛い目にもあいました」
一発もそうだが、簡単に連打をくらっていたりもした。
直球は速いのだが、打者にとっては打ちやすい何かがあるのか。
また変化球も、制球が安定していなかったりする。
「この経験を活かしてどうするかが重要よね」
「抑えのポジションは大変だね」
「また白紙になって、誰が定着するかね」
「入江投手のポテンシャルは間違いないし、頑張ってほしいです!」
更なる成長してほしいですね。