「WBCのため来日していたオーストラリア代表との練習試合ね」
結乃が真剣な表情で言う。
「こういう試合は大事にしたいね」
理衣が拳を握り締めながら言う。
NPBの球団とはまた異なるチームとの練習試合。
投手陣が好投し、2-0で勝利。
「まずは先発転向の入江が4回無失点、と」
「イニング数も増やして順調だね」
「本人は出力があがっていないと、少し自省していたわね」
「本人なりに課題をもっているんだろうね」
相手チームも本番の試合に向けてまだ日本で調整中ということもあろう。
それでもちゃんと抑えられたことは前向きにとらえたい。
「そして石田裕太郎も4回無失点ね」
「こちらは先発でやってくれないと困る投手だね」
「大丈夫でしょう!」
「先発でもやれることは分かっているし、あとは年間通してのスタミナかな」
打撃陣は2点にとどまった。
それでもヒュンメルが先制タイムリー。
宮崎が追加点のタイムリー。
打つべき人が打った。
「試合を見れていないからなんともだけど、まあ、順調ではあるのかしらね?」
「そう思いましょう!」
とりあえず良いところを褒めていきましょう。