2018年5月1日(火) vs 阪神タイガース
結果:阪神7-1横浜
敢闘選手賞:なし
「はいはい、負け負け。見所なく負けよ」
「うわぁ、投げやりだ」
全くやる気の見えない結乃を見て、理衣も困った顔を見せる。
「とりあえず言うべきことは二つ。今永、ちゃんと調整してきなさい! 打線、考えなさい! 以上!」
「雑だなぁ」
「何よ、他に言うことがあるの? 前回も今回も今永は炎上、その後に投げた投手は抑えているのよ」
「まあ、確かに。何が悪いのかな?」
「素人のあたし達には分からないから、そこはプロのコーチにお願いするしかないわ。でも結果として、数字として出ていることはあたし達でも分かるじゃない」
2試合連続でKOされた。当然、何かしら理由があるはずである。故障の影響なのかどうなのか。菅野のように自分で調整して戻せるのなら良いのだが。<br>
「打線は、もうてんでだめね。というか、4,5,6番がそこそこ打っている以外は壊滅じゃない。もう8番投手とか意味あんの?」
「それも、素人の私達には分からないけれど・・・・」
「結果出ていないのをいつまで続けるかしらね」
「辛いけれど、我慢して応援するしかないのかな」
「ファンはね、見ているしかできないから。まあ、好き勝手なこと言ってうっぷん晴らすくらいかな?」
「後ろ向きだ・・・・」
序盤での失点、打てない繋がらない打線、どうにかしないとずるずるいきそうなチーム状況である。
「明日は濱口投手の復帰登板! ここで流れを変えられるといいね!」
「怪我していた投手が戻ってきてから、チーム状況悪くなって勝てなくなっているのよね」
「またそんなネガティブな!」
「しかも明日はメッセンジャー! 秋山が打てなくてメッセンジャーが打てるわけないじゃない。こりゃもう、明日は雨野投手に期待するしかないわね」
「また、そんな・・・・」
後ろ向きな発言しか出てこない結乃を、どうにか前向きにさせられる試合が出来るのか。
まだまだ前半戦だが、ちょっとした踏ん張り所である。