2018年5月3日（木） vs 阪神タイガース
結果：阪神４－２横浜
敢闘選手賞：なし
「こりゃ、今年は阪神戦は全敗ね」
「のっけから！？」
最初からふて腐れモードに入っている結乃。
しかし、これで対阪神戦は初戦から４連敗、どのゲームも打線が全く機能しておらず、試合内容的にも観ていて面白味に欠ける。そしてそれ以上に、勝てる気配が感じられない。
「今日の試合も、二塁打が７本出て２点って、馬鹿なの？」
「ちょ、言葉を選んだ方が････」
「それくらい言わないと駄目なのよ！」
「いやぁ、ちょっとそれはどうかと思うけれど」
結乃のやさぐれ感に、理衣もかなり引いている。
「どうせ打てないんだから、東を続投させておけば良かったのに。多分、次の広島戦が中５日だし、その辺も含めての交代だと思うけどさ」
「ぽ、ポジる要素は無いの！？」
必死に盛り上げようとする理衣。
「････明日は菅野かぁ」
「余計に下がったぁあ！？」
「こんだけ駄目な感じが満載でもいまだ５割ってところかしら。なんだかんだで８連勝が効いているわよね」
「そうだよ、まだまだこれから！」
「そういっている間に秋になっていたりするのよね。ああ、秋風五丈原････」
「誰か、助けてーー！？」
頭を抱えて悲鳴を上げる理衣。
あの、勝ち気で強気で常に前を向いている結乃が、こんな状態になるとはと。
「って、これくらいで負けるわけないでしょ、このあたしが！ 明日はスタジアム観戦、菅野をぶっ倒すところを見るんだからね！」
やけくそのように怪気炎をあげる結乃。
その通り、まだ３連敗で勝率も５割。阪神にだってこの先、やり返す機会は必ずある。
今は悪いところを一つ一つでも解決していくしかない。
同じようにストレスを溜めこんでいるファンも多いはず。
ＧＷ、満員のスタジアムのファンに情けないところを見せないようにしてくれ！
「････いっそ、雄洋あげて９番、セカンドとかどう？ 意外と機能するかもしれないし、筒香が元気になるかもよ！」
というのは昔ながらのファンの都合の良い幻想だが、いかがなものだろうか。
現状、誰一人結果を出せていないセカンド達と比べてどうなのだろうか。
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