2018年6月2日(土) vs ソフトバンクホークス
結果:ホークス5-4横浜
敢闘選手賞:なし
「だー! もー!!」
身悶えする結乃。
勝てそうで勝てない。そこがソフトバンクの強さであると分かっていても、悔しいものは悔しい。
「悔しい、悔しい、悔しい、悔しいーーーーっ!」
床の上に仰向けになって寝転がり、まるで幼児が駄々をこねるように手足をじたばたさせて悔しがる結乃。
「よっぽど悔しいんだね」
何とも言いようのない表情で見下ろしている理衣。
「そらそうよ……っ、ふん!」
仰向けからブリッジをして起き上がろうとする結乃。
しかし、もともとそんな筋力もないので、体をそらすもお臍を出すだけにとどまる。
そんな風にちょっと乱れた衣服から見える肌、お臍がちょっと色っぽくて、ほくほく顔の理衣。
ブリッジを諦め、結乃は普通に床に両手をついて体を起こす。
「3-0になって逃げきれんかねー。もっと点が取れんかねー」
「梶谷選手、ソト選手が打てなくなっちゃったね」
「梶谷はともかく、ソトは完全に狂っちゃったわね。あるいは実力か」
ロペスが離脱しているため、迫力という点でソトがいて欲しいことは確かだが、打てないのでは意味がない。
といって、ロペスを無理に出して長期化したら最悪だ。
やはり、今いる他の選手でカバーしていくしかない。
「でも、筒香選手とぷーさんは好調をキープ」
「逆に言えば、その二人でしか点が取れそうにない。そして、少ない点数を守り切れるほど相手打線は甘くない」
口に出して言うと、なかなか明るい未来が見えてこないのが悲しい。
「そして明日は石田・・・・いかん、3連敗は必定であったか!」
「戦う前からそんな」
「今年の石田の出来で勝てると思う方がおかしいわ」
ファンからそのようなことを言われてしまう石田。
良い意味で期待を裏切って欲しい。
というか、仕事をして欲しい。
「日曜に負けると月曜が気分悪いんだから、勝つのよ!」
「ビジターだし、1つ勝てればね」
「死ぬ気で、全力で勝ちに行くのよ! あ、でもロペスは無理しないで」
スタメンはどうなるか。
ソトはまだ上位打線で使うのか。
頑張れ、ベイスターズ!