2018年6月26日(火) vs 阪神タイガース
結果:横浜0-4阪神
敢闘選手賞:なし
「梅雨の夜 やっぱり打てんわ メッセンジャー」
五・七・五の俳句調で試合を嘆く結乃。
それを眺める理衣も、かける言葉がない。
「今季、どんだけメッセンジャーに負けてんのよ!!」
爆発する。
3つか4つ、メッセンジャーに負けている気がする。いや、確実にしている。
「毎度毎度、同じような展開で。何も考えていないのかしら」
「そんなことはないと思うけど・・・・」
「そうよね、作戦を考えたところで実行できるだけの技術がないと意味ないもんね」
「ああ、ネガティブモードだ・・・・」
ガタブルと震える理衣。
「ネガティブにもなるわよ、まだ6月で同じ投手に何回やられれば気が済むのよ!!」
「まあ、どうせ打線は点を取れないだろうと思っていたけれど、本当にそうなっちゃうもんね」
「バ、バリオス投手は頑張っていたよね、ナイスピッチングだったでしょ!」
「それも、中川のファールフライ落球で全てが無に。うちの投手は、ファールフライ落球した後はホームランを打たれるのよ!」
「あああ、逆効果だ!」
本当に、落球に加え、ヒットではなくホームランなのだから泣きたくなる。
投手も気が落ちるのは分かるが、なんとか抑えて欲しかった。
「やばい、他に言うべきことがあまりないわ!!」
「ええと、もう負けた試合のことは置いておこう!」
「そうね、トモロー イズ アナザーでい!」
江戸っ子っぽい結乃。
「なんか違う・・・・」
「二戦目は、飯塚vs藤浪!」
地に崩れ落ちる結乃。
「ま、まだ試合前だよ!?」
「藤浪なんて全く打てないじゃない! 他のチームがガンガン打っている時でも打てなかったのが横浜なのよ!」
「う・・・・」
調整して一軍に戻ってきた藤浪。
ロペスもいない打線で果たして攻略することなど出来るのか。
「そういえば、ロペスが2軍戦に出場するみたいね。そっちを楽しみにしようかしら」
「一軍に期待しようよ! ほら、意外とやってくれるかもよ!?」
「結局は、『意外』なのよね・・・・」
意外でもなんでもいい、意地を見せろベイスターズ!!