2018年7月27日(金) vs 広島カープ
結果:横浜1-10広島
敢闘選手賞:なし
「山口、ノーノーおめでとう!」
なんと山口が四条79人目となるノーヒットノーランを達成した。
「・・・・って、それはどうでもよくて!」
「いや、言いだしたのは結乃自身じゃない」
ボケツッコミを一人でやってしまったのも、横浜があまりに不甲斐ない試合を見せてしまったせいだろう。
それが分かるだけに、理衣も辛い。
「このところ、負ける時は大量失点、二桁失点ばかりね、もう!」
「この試合では押し出しに満塁ホームランを2本・・・・」
「そんな失点のバリエーション、いらないわよ!」
失点はいずれも四球、そしてエラーからである。打者と勝負する前にランナーを貯めて打たれる。
見ている方としてはストレスばかりがたまる試合であろう。
「ウィーランド、今日は駄目だったわね。ていうか、3回よね・・・・」
「エラー、四球、そして釣り球をホームランにされちゃって」
「どうなのかしら、やっぱり伊藤もデータ不足なのか、単に投球が悪いのか?」
「今年は悪い試合と良い試合が極端だよね、ウィーランド投手」
「安定感がウリだったのに、これも怪我の影響か、二年目だからか・・・・」
「打席ではきっちり2四球なんだけどね」
「ピッチングの方できっちりしてほしいわ!!」
「中継ぎも、武藤投手が残念な感じで・・・・」
「四球連発で投手に押し出し、そして満塁ホームラン。どうにもならないわね」
お手上げポーズの結乃。
「今までビハインドとかで頑張ってくれていたけれど」
「だからって今日の投球の理由にはならないわ。疲れているなら入れ替えよ、田村、出番よ!」
支配下登録されたばかりの選手だが、せっかく登録したのなら試すのもアリだろう。
役割としてはビハインドからであろうし。
「ちなみに田村は足もめっちゃ速いわよ! 打席に立たせて内野ゴロとか打たせてみたいわ!」
「打線は・・・・」
「言うこと無し、以上!」
「ええぇ・・・・」
「強いて言うなら四番、どうにかならないのかしら。やっぱどこか痛めてる?」
得点圏に弱いようでは意味がない。
今の打線は本当にソトでしか点が取れていない。怪我人が復帰してもこれでは意味がない。
「あー、ちくしょー、むかつくーむかつくー!!」
ギリギリと歯ぎしりし、握りこぶしでテーブルを叩く結乃。
「二戦目は、久しぶりに京山投手だね!」
気分を変えようと明るい声で告げる理衣。
「京山か、もう何点取られても6回投げ切らせたら?」
「いやいや、今から大量失点するようなこというのやめようよ?」
「ふっ・・・・ここで悪いイメージをしておけばダメージは少ないし、好投した時に喜びが大きくなるのよ!」
「出た、ベイスターズファンの捻じれたポジティブシンキング・・・・」
そんなファンの気持ちを裏切るような好投を見せてくれ、京山!
気になるのは捕手だが、京山のことを考えて嶺井か?
打撃優先で伊藤か?
そこも明日、楽しみにしたい。