2018年7月31日(火) vs 読売ジャイアンツ
結果:横浜0-6巨人
敢闘選手賞:桑原
「内海に完封って!」
スターナイトの第一戦は、無残な敗北というか、乾杯というか。
結乃も絶句するしかない。
「確かに昔から内海は苦手だったけれど、ここんところ明らかに力の落ちていた内海に完封されるなんて!」
二度、三度とテーブルを拳で叩く。
「落ち着いて、そんなことしても結果は変わらないし」
理衣がなだめるも、なかなか心は平静にならない結乃。
「しかし、ここまで打てないとはね。二回に桑原が打ってくれていれば展開も変わったかもだけど」
二死満塁、好調の桑原、まだ序盤ということもあり、ここでタイムリーが出ていればと思ったが、そうはいかなかった。
あとはスイスイと投げられてしまった感じだ。
「攻撃的打線を組んでいるのにね・・・」
「だ、だからといって毎試合、打てるわけじゃないから!」
その通りではあるのだが、攻撃的布陣をとってからの勝率も上がってきていないのだ。
「まあ、それは投手陣の責任が大きいんだけどね。この試合も井納!」
またしても立ち上がりに捕まって2回で5失点。
その後は踏ん張って7回まで投げたが、好守などにも恵まれての結果でもある。
「この後のローテをどうするか悩ましいわよね。長いイニングは投げられるし、3回以降を0に抑えたことをどう評価するか」
平良や京山では長いイニングをくえないので、そこは天秤にかけるところか。
もっとも、次のチャンスを二人がちゃんと活かすかどうかにかかっているが。
「・・・・井納投手は抹消らしいよ」
「ラミレスも我慢できなかったか。まあ、井納も先発、中継ぎ、先発と可哀想な面はあるけどね」
これを糧にまた這い上がって来て欲しい。
「ただ、この試合は井納が抑えていたところで、打線が完封されていたから、敗戦は変わらないかもだけど」
「それでも、よーいどん、で5失点だと辛いね。接戦なら、内海投手の心理面も変わったかもしれないし」
「先発が本当に、失点が多いわよね」
だからこそ浮上しないのだが。
「投打に精彩をかくなかで、桑原は頑張ったわね」
「マルチヒットに、守備でも好プレイ!」
「ただ、マルチもいいけれど2回に打ってほしかったわね」
「そうだけど・・・・」
全般に言えることだが、このところは桑原、ソト頼みでしか点が取れていない感じがするのだ。
夏場にきて投手も疲れが出てきて、打線が引っ張っていく時期なのだがどうにも鈍い。
「ええい、次よ次! 月も変わるし、流れも変えなさい!」
「二戦目は濱口投手、前回で勝利も上げたし、勢いにのっていきたいね」
「てゆうか吉川で勝てなかったら暗黒スターナイトの可能性が高いわ! 3戦目はメルセデス、初物、左腕、打てない要素しかないわ!」
「ああ、またネガティブに・・・・」
「スターナイトなのよ、分かっているでしょうね、選手達も!」
果たして暗黒イベント化するのかどうかは、二戦目にかかっている。
8月反抗に向けて頼むぞ、ベイスターズ。