2018年8月29日(火) vs 中日ドラゴンズ
結果:横浜3-7中日
敢闘選手賞:なし
「ちょっと4番!」
「打てなかったねぇ」
憤る結乃、嘆息する理衣。
打てない4番、特に8回裏、ヒット、四球を連ねてで1点を取りなおチャンスが続く状況で最悪の併殺打。
ここで打たないでいつ打つ、という場面での凡打にため息も多く漏れようというもの。
「4番が打てば勝てるって言ったけれど、打たなかったからやっぱ勝てなかったわね」
「全体を通しても6安打だもんねぇ」
「そしてなぜ、6番に山下? 最近、結果を残していた柴田をベンチにおいてまでスタメンで、6番で起用する?」
「期待のあらわれなんだろうけれどね」
「上位進出を諦めたってならわかるわよ。でも、そうじゃないならなぜ! 納得言っている人いたのかしら」
山下を悪く言うつもりはない。
起用の意図が分からなかったのだ。
「そのあげく、山下も結果を出せず途中交代じゃねぇ。。。」
「他の人も打てなかったね」
「またしても小熊の前に抑えられ、10三振! あーもう情けない!」
「横浜のクマさんは出てこないのかな」
「もうここまで来たら熊原先発させればよいのにね。二軍の状態知らないけれど」
結乃の言葉もだんだんと意味不明になってきている。それだけヤケクソということか。
「打線もだけど、井納よ! 2回で4失点じゃあ、また逆戻りじゃないの!」
「先発の序盤炎上、だね・・・・」
前回の登板であれほど好投を見せてくれたと思いきや、この試合ではこれである。
3回から6回まではなんとか耐えたとはいえ、いきなり4失点では打線にもプレッシャーがかかる。
1回に1点を返して1点差となり、次の回を抑えてくれれば試合展開も変わったかもしれないが。
「これじゃあ一向に信頼できないわ」
「その影響を受けたのか、三嶋投手も砂田投手も失点しちゃったね」
「そこはもう何も言わないわ」
「これで1勝1敗、また最下位に逆戻りね」
「3戦目に勝てば、ほら!」
「東ね、負けるわけにはいかないわよ、ホント」
とはいえ、東は中日戦の防御率はよくないのだ。
「だからって、吉見の横浜戦の防御率の方が悪いんだから。ここで負け越したらホントもう・・・・よ!」
あえて言葉は濁す結乃。
それでも気持ちは分かる。
「とにかく、二戦目はあっさり負けてあまり語るべきこともないからね。またルーキーに託すわ!」
「いつも苦しいところ申し訳ないね」
「もうチームの為とかじゃなく、自分の10勝目の為、新人王の為に投げてくれれば良いからね!」
苦しい時の東頼み。
頼む。
そして4番、仕事してくれ。