「エスコバー投手の残留が決まったね!」
ネットの情報を拾った理衣が嬉しそうに手をパチンとあわせて言った。
「これは朗報ね!」
結乃も素直に嬉しそうにうなずいた。
パットンにメジャーが興味を持ち、残留が厳しそうな状況。
頼りになるリリーフは何人いたところで困ることはない。
特に、エスコバーみたいな剛腕左腕はDeNAにはいないタイプであり、貴重だ。
「どんな場面でも出てくれるし、イニング跨ぎ、連投もしてくれるしね」
「いるのといないのじゃ、大違いだよね」
2018年は外国人枠のからみもあって2軍にいくこともあったが、それがなければずっと1軍に帯同していてもおかしくはなかった。
2軍に行っていた時は、「こういう時にエスコバーがいてくれれば」と何度思ったことか。
「2019年も、砂田との左腕コンビでチームの為に活躍することを願うわ!」
「確かに、エスコバー選手がいないとき、左腕中継ぎには苦労したもんね」
「まだ若いしね!」
「確か、康晃選手と同い年だっけ?」
「そう、あの見た目でね!」
「これで、ロペス、ソト、エスコバーが確定ってことね」
「バリオス投手も堅そうなんじゃないの?」
「そうみたいだけどね。この4人で決まりかしらね」
パットン、ウィーランドは退団が濃厚か。
だからこそ、エスコバーの残留はでかいのだ。
「頼むわよ、エスキー!」
「がんがん、投げるのを期待しちゃうね!」