2019年新戦力 #4 イケメンなドラ2 伊藤 裕季也
「今回はドラ2、伊藤 裕季也選手です!」
「・・・・・」
「な、なに、どうしたの結乃? そんな無言で」
「何か言いたいことがあるのでは、理衣ちゃん?」
「えーと、伊藤選手はイケメンだよね!」
「またそれかーい!」
「結乃が言うように仕向けたんじゃなーい!」
と、いうくだりを経て。
「安定のドラ2イケメン枠、伊藤ね」
「勝手にそんな枠を・・・・」
「動ける100キロの山の神、伊藤 裕季也!」
「またそれ! でも、大きくても動けるのは良いよね!」
「動ける大きい100キロのセカンド!」
「大型二塁手、楽しみだよね!」
「正直、守備はどうなのかよく知らないけれど、期待しているのは打つ方よね。打撃の良い二塁手として」
「ベイスターズの弱点と言われているところだね」
「大型二塁手といえばローズね。目指せ、ローズ!」
「大きいところを出してきたね」
「でも大きいのも打てる、右にも大きいのが打てるということだし、目指す方向性はそうでしょ」
セカンド、ショートにはずっと苦労してきた。
打線としても穴の一つとなってしまっていた。
そこを埋めるべく獲得したのが伊藤であろう。
「投手と比べれば野手の方が苦労するのは分かるけれど、それでも一年目から期待はしたいわね」
「ライバルは、ソト選手?」
「もしくは柴田ね。石川にも頑張ってもらいたいけれど!」
「とにかく打てる二塁手は喉から手が出るほど欲しい! ソトは守備が不安だし、外国人だし、やっぱり伊藤にね」
「大学生活最後の活躍は凄かったね」
「持っている感があるのがいいわよね!」
「野球以外だと・・・・e-girlsのファンらしいね」
「ふーん」
「反応薄くない?」
「いや、それにどう反応せよと!?」
「差し入れするとか・・・・」
「・・・・・」
「目標は二桁ホームランだって、頼もしいね!」
「壁は厚いけれど、その気概よ」
宮崎に続く次代の打てる内野手を目指せ、伊藤!