2019/2/25 二軍中日戦 3-0で勝利! 梶谷も実戦復帰し、齋藤も投げた!
「なんとまた勝利よ!」
結果を見て結乃が声を上げる。
といっても2軍の練習試合ではあるが。
「それでも勝つのは嬉しいもんね」
理衣も笑顔である。
もちろん、勝利したというだけではない。他にも喜ぶべき要素があったということだ。
「なんといっても、梶谷が実戦復帰!」
「DHだけど、3打席だったね」
「ヒットは出ていないけれど、まず試合に出て打ったってことよね」
実際の打席を見られたわけではないが、感触的には悪くなかったようである。
視察にきたラミレス監督も、特に問題ないと言っていた。
「問題はやっぱり守備よね。肩だし、投げられないと意味がないから」
「無茶はしてほしくないよね」
「開幕戦を目指すと言っているけれど、無理してあわせて怪我が悪化、なんてなったら目も当てられないもんね」
神里、楠本、佐野がアピールを続けているが、それでも梶谷には及ばないと思える。
「やっぱり、球場の雰囲気を変える一打を期待できるものね!」
「相手投手への脅威もまだまだ違うしね」
「あとは、井納も先発して2イニングを無難におさえたみたいね」
「井納投手も手術明けだね」
「でも、井納は開幕も間に合いそうな感じよね」
「先発として、いてくれるとやっぱり違うよね!」
「ある程度、イニングを安定してくってくれるからね、いてもらえると違うわよ」
右腕の若手先発陣は球数多く放らせないであろうし、やはり一枚、井納がいてほしい。
「そして、二年目の斎藤がプロ初登板!」
「わー、おめでとう!!」
「ルーキーの年にキャンプですぐ故障し、シーズン中に手術して、ようやくプロのマウンドに立ったわけよね」
「MAX147キロ出ていたって!」
「球速が全てじゃないけれど、まずは投げて、無失点におさえたから一歩を踏み出したってことよね」
「頑張って欲しいね!」
「そうよ、ひょっこりはんとか、ネタだけじゃ駄目だからね!」
面白いキャラであることは分かった。
あとは、野球の実力を見せてくれ。
「一軍では若手もアピールし、故障者も順調に復調してきて、良い感じね!」
「でも、浮かれ過ぎたら駄目ってことだよね」
「そりゃそうよ、この時期、相手チームだってまだ手探りの調整中だしね。これから、これから」
「とはいいつつ、躓くスタートより良いからね」
色々と良いニュースの多い2019年ベイスターズ。
このままの調子で開幕を迎えたいものである。