2019年5月22日 巨人戦
結果:横浜5-1巨人
敢闘選手賞:三嶋
「よっしゃ、ナイス勝利、4連勝じゃわい!」
結乃がガッツポーズする。
「・・・・どういうキャラ?」
謎の語尾を耳にして戸惑いつつ、勝ったから理衣も嬉しそうではある。
「東が今回はどうなるかと思ったけれど、まあ、それなりの投球はしてくれたわね」
「前回のリベンジだね!」
「6回も投げ切れていないし、リベンジとまでは言いきれないけれど、そこそこは投げてくれそうね、この後も」
とはい、やはり6回は投げてくれないとリリーフ陣がきつくなる。
この後、少しずつイニングを伸ばしていってほしい。
「でも、その東投手が招いたピンチを見事に三嶋投手が火消し!」
「前は悔しい登板だったからね。注文通りにゲッツー、よくやったわ!」
「エスコバー投手、パットン投手、そして最後や山崎投手も完璧だったね!」
中継ぎ陣もようやく落ち着いてきた。
「打線では、初回、ソトの先制2ランは大きかったわよね」
「打った瞬間、完璧、だったね!」
前回は抑えられていた高橋だけに、初回に点を取れたのは大きかったし、炎上した東の援護という意味でも大きかった。
「それ以外にも宮崎、そして桑原にホームランと、相変わらずホームランによる得点ばかりだけど、効果的な点の取り方ではあったわね」
「それ以外にも、ちゃんと光さんのタイムリーがあったよ!」
「そうね、ちゃんとタイムリーで1点でも取れていたのは意味があるわよね」
特に下位打線で点が取れるというのは、昨年と比べても違う点である。
「まあ、神里は相変わらずだけど。どうにかならないのかしらねぇ」
「あ、あはは」
せっかく塁に出ても簡単に自らアウトになるようでは、どうしようもない。
センス、なのだろうか?
「さあさあこれで4連勝! 一気にいくわよー!」
結乃も気分がのってきたようだ。
今シーズン、このような連勝がなかっただけに、ファンとしてもようやくという気分である。
「次は大貫投手! ずっと良い投球を続けているんだけど、勝ち星がついてないね」
「打線が見殺し、中継ぎがぶち壊し、とかあったからね」
「今のチーム状況なら、そんなことはないはず!」
「まあその前に、まずは先発としてきっちり投げてくれることね」
実は今永に次いで安定している大貫。
チーム一丸で援護したい。
「投打がかみ合ってきた感じはあるわよね。ホームラン頼みはまだあるけれど・・・・」
「調子があがってくると、主軸4人の並びは怖いよね」
「できれば3-6番に並べて、1,2番が出塁してランナーありの状況に出来るのが一番良いとは思うんだけどね」
残念ながら2番を任せられる選手がいない、ということだろう。
出塁率の高い選手の育成は本当にどうにかしたい。
「まだまだ連勝するわよ、そして広島を追い落とせ!」
「だから、カープさんとの戦いは交流戦後、1カ月以上先にならないとないんだよ」
「そして、その頃にはまたチーム状態も悪くなっていると」
「なんで、そこでネガティブに!?」
「冗談よ、ここから広島に負けずに上昇曲線描いちゃる!」
結乃が吼える。
まだ5月。
これから夏場のV戦線まで食い込んでいこう!