2019年6月15日 ホークス戦
結果:横浜3-4ホークス
敢闘選手賞:なし
「なんでここぞというときに打たないのよ神里ー!」
吠える結乃。
最終回、1点差に迫って尚チャンス、ここまで3安打をしている神里。
が、最悪のゲッツーで試合終了。
「追いつめたんだけどね」
理衣は残念そうに言う。
「まあ、神里以上に、その他の上位打線が打たないのがいけないんだけどね」
1戦目、よくなったかと思えた筒香はこの試合もまた3三振。
宮崎もヒットなく、ある意味予想通りではあるが高橋に抑えられた。
「ホント、今永で勝ててよかったわよ」
「もうちょっとだったんだけどねー」
「思い返してみれば、初回の失点が余計よね。死球に併殺崩れ。あそこを0できっちり抑えていれば」
「でも初回、相手のミスで点を取ったから、そこはお互いさまかもね」
「お互いさまじゃない、相手のミスはもらい、自分たちはミスしない、それが基本!!」
やはりミスが多いベイスターズ。
「神里の守備もどうにかならんのかしらね。打ってくれているとはいえ」
センターであの守備をやられるとキツイ。
「井納ももうちょい、踏ん張って欲しかったわね」
「凄く悪いわけじゃないけれど、良くも無かったね」
「あのまま6回3失点ならねぇ。まあ、最後に打たれたのは藤岡だけど」
「初回と、6回。余計な失点だったね」
そういうのを活かすのがソフトバンクというわけだ。
「もう切り替えるしかないわ! 3戦目に勝って、勝ち越して横浜戻るわよ!」
「先発は上茶谷投手、丁寧にいってほしいね」
「打線はこの試合の最後の攻撃の勢いをつなげていってほしいわ。てゆうか、鈍足カルテット! 打つしかないんだからね、あなた達は!」
そろそろ爆発したところをソフトバンクに見せて欲しい。
「相手は先発も谷間だし、ここで勝たないと! でもそういう相手にやられるのがベイスターズテイスト!」
「戦う前にそういうことを言わないの!」
「でも本当、早いうちから上茶谷を援護するくらい打って欲しいわね」
二保投手は良く知らないが、三振を奪うというよりも、変化球で打たせて取るタイプだろうか。
比較的、ベイスターズ打線としては相性が良さそうにも思える。
「絶対に勝ち越すわよ、気合よ!」
「気合だー!」
二人で闘魂を注入する。
さあ、ソフトバンクに勝ち越そう!