2019年6月23日 楽天戦
結果:横浜3-0楽天
敢闘選手賞:上茶谷
「交流戦の最終戦、見事に勝利!!」
結乃が渾身のガッツポーズを見せる。
PCの画面で流れているのはニ●ニ●動画。
「上茶谷投手に勝ちがついて良かったね!
一緒に画面を見ていた理衣も、喜びの声をあげる。
最後は投手陣が楽天打線を完封と、締まった試合を見せてくれた。
この結果、最終的に交流戦では、
10勝7敗1分
と、なんと交流戦で貯金を3つ作るという快挙を成し遂げた。
「いやいや、楽天戦の2戦目とか、ソフトバンク戦とか、あと1,2試合は勝っていはず。そうすれば優勝だったのに・・・・っていうのは言わないわ!」
「言っているじゃん」
「そういう試合で勝てないのが、まだまだまチームが弱い部分なのよね」
プレイの精度を高めていかないと、そういう試合はモノにできない。
「この試合はなんといっても上茶谷! 強力な楽天打線を6回無失点に抑えてくれたわ!」
「ランナーを出したけれど、粘り強く投げていたよね。守備も盛り立てていたし」
制球が良いと大きく崩れにくい、ということをみせてくれた。
「投げるだけじゃあなく、満塁から先制の2点タイムリー! 見事なバッティングだったわ!」
「しかも、あの岸投手からだもんね!」
他の野手が点を取れない中、投手の上茶谷がタイムリー。
本当に、下位打線の方が頼りになるように思える。
「ソト選手のHRも大きかったね!」
「この展開だとあの1点あるかないかでは大きく違ったわよね。気分的に楽になるわ」
打率は低くても、あの一撃があるとソトは外しづらい。
「まあ、2番というのはどうかと思うけど、この1試合だけだと思いたいわ。相手が岸で連打が無理だろうから、打席を多く回すためだったのよきっと!」
「それはこの次で分かるね。対照的に筒香選手が早々と交代になっちゃったね」
「あれだけ三振しまくっていたらね。休ませた方がいいんじゃない?」
このところ、めっきり期待ができなくなっている筒香である。
「中継ぎは、やっぱりエスコバーがいるといないじゃ大違いね!」
「頼りになるよね!」
「投げまくってくれて、本当に壊れないでほしいわ。4日間、ゆっくりと休んでね!」
「パットン投手、三嶋投手も、少しでも疲れが取れるといいね」
とにかく中継ぎの登板が多いので、この先に向けてその辺が心配である。
「さあさあ、これで苦手と言われていた交流戦を勝ち越したくらいだから、リーグ戦は優勝できそうね!」
「飛躍しすぎ」
結乃の大言に、さすがに理衣が突っ込む。
「そうね、何せリーグ戦再開後、いきなりカープ、そしてハマスタホームの阪神戦だものね」
「うぅ・・・・」
いきなり試練が訪れるが、避けては通れない。
「ま、それまではきっちり休息をとって、疲れをいやすこと!」
「ローテも再編だろうしね」
「休みの期間は、そこを考えるわよ!
良い形で終われた交流戦。
休んで、でも勢いはもってリーグ戦再開といこう!