2019年7月8日 ヤクルト戦
結果:横浜3-5ヤクルト
敢闘選手賞:櫻井
「飯塚は飯塚でしかなかったわね!」
巨人戦を終えた後の気合は何だったのか。
初回に幸先良く2点を先行したが、あっさり倍返しにあった飯塚。
「だからって2回で交代?」
理衣が首を傾げる。
「オールスター前だからね、この3連戦、全力で勝ちにいくってことでしょ」
結乃は言うが、結果は出なかった。
「まー、飯塚が先発の時点で想定はしていたけれど、想定より悪かったわね!」
もちろん、期待しないわけではない。
だが、いつの登板も同じような内容では、その期待も萎んでいってしまう。
「まあ期待外れだけど、予定通りね」
「厳しい一言!」
そう言われないような投球を見せて欲しい。
「だけど、後を継いだ櫻井と齋藤は無失点でよく投げたわ!」
「ここがアピールチャンスだもんね!」
2人とも2回を無失点と上々のピッチングである。
ランナーは出して危なかったが、結果を出すことも重要だ。
「打線は・・・・うーん、初回こそ2点を取ったけど、鈍足カルテットが全員単打じゃあねぇ」
「打っても厳しいね」
「だって実際、3連打しても0点だったしね。どこかで長打が出ていればねー」
「点が取れただけ良いじゃない。細川選手もちゃんと犠牲フライを打ったし」
「その後よ! 5回まできっちり抑えられて、山田が勝ち投手よ! 谷間対決で見事な敗戦ね」
左腕に弱いのか、単に得点力がないだけなのか。
「両方ね!」
「これで5割で後半戦を迎えるには連勝するしかないね」
「2戦目は上茶谷、今、もっとも安定しているからなんとか抑えて欲しいわね」
「打線は、小川投手を打てるかな?」
「打たないとどうしようもないわよ! 幸い、今季の小川はよくないからね」
「でもこのところ2戦連続で好投しているからね」
「だからこそ、そろそろ悪い方になるんじゃない?」
と、相手頼りなのは情けないが。
「いずれにしても勝ちパターン投手は投げなかったし、残り二戦は連投もできるから、ガンガンいくわよ!」
「エスコバー投手がいないのが痛いけどね」
「先発は6回を投げ切れ!」
オールスター前残り2戦。
ホント、頼むよ。