2019年8月11日 中日戦
結果:横浜8-10中日
敢闘選手賞:齋藤
「な・ん・で、カード2連勝して、あたしが観に行く3銭目で負けるのよ!?」
結乃は憤慨していた。
「そ、そういうこともあるでしょ」
理衣がなんとか落ち着けようとしている。
「2週連続よ! あたしがいかなかった巨人戦は勝っているじゃない!」
スターナイトと続いて3タテできなかった3戦目を観に行き、怒り心頭なのだ。
「大体、打たれ過ぎよ! 3凡できたのが齋藤だけじゃない!」
「あー、だから敢闘選手にあげたんだね」
「他はみんな打たれ過ぎ! 二軍でやり直しなさい!」
「いや、そしたら投げる人いなくなっちゃうよ・・・・」
ヒートアップしているのでいうこともちょっと過激です。
「そもそも、負けたのは今永のせいね!」
「一応、5回3失点だけど・・・・」
「大貫とか他の若手ならそれで良いわよ。でも今永は最低でも6回以上は投げないとダメ! 三嶋、エスコバー、康晃は7~9回なんだから、5回で降りると誰かが6回を投げなきゃならないのよ!」
勝ちパターンよりは落ちるわけで、相手打線につかまる可能性も当然だが高まる。
特にこの中日戦のように相手打線が振れていると、更にだろう。
「武藤も藤岡も打たれたのは腹立たしいけれど、今まで投げてくれているし、文句は腹に封印するわ。だから、彼らを投げさせざるをえなかった今永に喝よ喝!」
エースと呼ばれるならば、やはりそこまで投げて欲しかった。
もちろん、あの状態で投げてもつかまる可能性は高かったかもしれないが。
「それでも打線は8点を取って頑張ったよ! 筒香選手が2HR、5打点!」
「3回から8回まで点を取れていないからダメ、駄目! 追いつかない反撃でしょ!」
「これまた手厳しい・・・・」
トホホな顔をする理衣。
「まあ、打たないよりはマシだけどね」
「次の試合以降にも期待が出来るということで」
筒香が2番サードになってまた当たりが出始めたのは大きいところだ。
「んー、でもやっぱり伊藤ゆはまだちょっと厳しいかもね。下位で気楽に自由に打たせるならアリかもだけど」
3打席目以降は打てる気配を感じられなかった。
「あと、飯塚は・・・・出直してきなさい!」
息をするように失点したのであった。
「でも、カード勝ち越しはしたし」
「まあ、最低限ね。しかしヤクルト、何やっているのよ!」
「やっぱり初戦に大逆転されたのが響いているよね・・・・」
ここにきて巨人がヤクルトを3タテと息を吹き返してしまった。
「まあ、直接対決でない以上、どうにもできないから。こっちはこっちで勝つしかないわ」
「ヤクルト戦、初戦は東投手! 久しぶりだね!」
「不安しかないわね!」
果たしてどのようなピッチングを見せてくれるのか。
ここで2018年のような投球が出来るなら、8,9月で期待が出来る。
「まずはカード頭!」
「とるぞ、おー!」