2019年8月12日 ヤクルト戦
結果:横浜4-5ヤクルト
敢闘選手賞:なし
「康晃ーーーーー!?」
まさかの展開に結乃が絶叫し憤慨する。
「こ、こういう試合もあるよ、仕方ないよ」
興奮のあまり痙攣する結乃をおさえようと必死に言う理衣。
9回表に2点を勝ち越し、万全の形で臨んだはずの9回裏で、まさかの展開。
ロペスも欠く中でどうにか掴んだ勝ちの目を潰してしまったのは痛い。
「ああ、もう! こんなんで連休終わりとか、やってられんわ!」
「モノにあたっちゃだめだって」
PCのマウスを投げようとする結乃を必死に止める理衣。
「・・・・まあ、他球団のストッパーより失敗は少ないし、切り替えるしかないけれど!」
「まだこの時期で良かったと思おうよ!」
「夏場の康晃だから、毎年の事っちゃあことだけど!」
「これからやり返そう!」
「ヤクルトも、巨人相手にこんな風に戦いなさいよ!」
「2戦目から取り返そう!」
「だあああああああっ!」
結乃が髪の毛を掻き毟る。
悔しい。
でも、結果は変えられない。
出来るのは、次の試合を全力で頑張ることだけだ。
「上茶谷、濱口で絶対に連勝よ!」
「ロペス選手がたいしたことないとよいけどね」
「てか、ここにきてロペスまで欠いたらもう9割がたお終いでしょ!」
次々とチームを襲う試練。
それでも、進まなければ先はない。
「くおおおおっ、逆境よ! 逆境こそ燃えないでどうするのよ!」
「ベイスターズなんて、常に逆境にさらされているもんね!」
「空気を変えるのはキャプテン、あんたよ!」
ここにきて嫌な連敗。
3連敗以上はしたくないところ、2戦目の上茶谷-高梨のマッチアップがどうとかそういうことではもはやないだろう。
頼むぞ上茶谷。
そして打線!