2019年9月4日 阪神戦
結果:横浜7-5阪神
敢闘選手賞:筒香、佐野
「5-1から逆転されることはあっても、することはないでしょ」
と、やさぐれていた結乃。
8月、そういう試合を何試合か見ていたのだから致し方ない部分はあるが。
「分からないよ、応援しようよ!」
理衣が必死に励ます。
「しかも阪神の庭、ハマスタよ! もう、これだから阪神戦はムキーっ!!」
と、ハンカチを噛みしめて悔しがる結乃。
ロペスのソロHRが出たとはいえ、厳しい展開であった。
しかし。
「ほらほら、ソト選手の2ランで追い上げ!」
「てゆうか、あの当たりで入っちゃうのが凄いわね!」
と、結乃も元気を取り戻していく。
さらに。
「佐野選手のタイムリーで1点差まできたよー!」
「よーっし、無死満塁、一気に勝ち越しよ!」
ソトのHRで終わらず、更に打って阪神投手陣を追い詰めるベイスターズ。
だが。
「無死満塁で点が入らないんかーーーい!!」
「あああ、嶺井選手が併殺打・・・・」
「満塁で、初球から打つ球なのいまの!」
このあとはジョンソン、ドリス、藤川と、阪神の強力救援陣が出てくる。
阪神投手陣を打てないベイスターズでは厳しいかと思う結乃であったが。
「ケイターーーーーー!?」
「凄い、あの球をレフトにホームラン!」
ハイタッチする結乃と理衣。
佐野が高めのボール球を強引に打ったと思ったら、なんと同点HRである。
そして。
「いったぁーーーーーー!」
「サヨナラホームラン!?」
10回裏、ついに筒香がサヨナラ2ランを放ち、阪神に勝利した。
「いやー、14安打もされてよく勝てたわね!」
「ベイスターズは7安打だもんねぇ」
「結局、主軸がHRを打てるか打てないか、なのよねこのチームは」
ヒット7本のうち、4本がHRである。
大砲の威力で勝利した試合であった。
「それと、やっぱり石田が中継ぎでいるのが大きいわね! 2イニングいけるしね」
「エスコバー投手もきっちり2イニング抑えてくれて、助かるね!」
「中継ぎ使っちゃったけれど、最初に勝つことは大きいからね! 仮に明日負けても5分だし」
「そんなこと言わないで勝とうよ!」
「もちろん、勝ちたいけれど苦手の青柳。こちらは大貫。大量援護が難しいだけに、大貫に粘って欲しいけれど」
「中継ぎ、この試合で結構投げてもらっちゃったからねぇ」
「やっぱり打線が頑張って、投げていない国吉、康晃でいけたら良いのだけど」
いずれにしてもここまできたら総力なのだ。
「巨人も負けて広島も負けて、理想的よ! さあ、また切り替えて次の試合!」
「大貫投手、こんな時期に投げられるなんてプレッシャーもあるだろうけれど、全力で!」
「いける、いけるわよ!」
なお、井納にはあえてふれていないが、きっとCSとかで好投してくれるはず!
「ちなみに京山投手が抹消されたね?」
「ということは中日戦、誰が投げるのかしら・・・・?」
あと、なんで梶谷をスタメンで使わないのだろうか?
前の阪神戦で貧打のあまりあげてきたのに、その阪神戦で使わないとは、これもデータなのか。
6番戸柱とかまだ色々あるが、もうこの時期は勝つことが全てだから、勝ったから良いのか?