2019年9月16日 中日戦
結果:横浜1-8中日
敢闘選手賞:なし
「これがベイスターズか!」
結乃が嘆く。
「うーん、完封を逃れるのがやっとだったね」
理衣の言葉も力がない。
なんとか連勝したいところだったが、完敗に終わった。
「相手の山本が良い投手なのは仕方ないけれど、それにしても打線が情けないわね」
「援護できなかったね」
「てゆうか、何度言おうが打線、打順のいじくりをやめないわね!」
「まあ、私達の言葉が届くわけじゃないからね・・・・」
打線がつながって勝った試合の後でも、スタメンを変えて打順を変える。
それがさも良策であるかのように言うのはやめてほしい。
選手達はよくやってくれている、とは思う。
「思うけれど、結局は得点能力の低さ! ホームランでしか点が取れない!」
「今さらどうしようもないだろうしね」
「それで先発がいないんだから、勝てるわけがないわ!」
「石田投手、ショートスターターだったけど」
「石田を責めるつもりはないわ! こんなことになっているチーム状況が駄目なのよ!」
何度も口にしていることを改めて言う結乃。
「国吉も、齋藤も武藤も責めないわ。だけど、負けたのはくやしいぃぃっっ!!!!」
「コラ、結乃、ハンカチを噛み裂かないで!」
全力で悔しがるのも結乃。
それだけ、力を入れているのである。
「せめてもの幸いなのはカープも負けたことね」
「なんとか2位になりたいもんね」
「とはいっても、優勝を諦めたわけじゃないからね!」
最後まであきらめずに戦う。
それこそを選手にもファンにも求めたい。
「負けたのは変えられないから、次よ、次!」
「広島さんとの最後の直接対決だね」
「勝つわよ!」
「おー!」
勝ちましょう。