「在宅だと、なんか生活バランスが崩れるわー」
結乃がぐったりと横たわっている。
「通勤、通学の時間がなくなるのは良いけれど、そういうのもあるんだね」
理衣も少し疲れた様子である。
「なんだかんだとある程度は歩いたりして体を動かし、それが良いのかもね」
「ずっと家の中だとね」
「あと、動作が遅い!」
「それは環境とかのせいじゃ・・・・」
「ということで」
「どういうことで?」
「今回は、高橋雅裕!」
「無視された!」
■横浜大洋ホエールズ
横浜ベイスターズ (1983 - 1996)
■通算 2642打数 642安打 打率.243
「高橋雅裕といえば、何かしらねー」
「自分であげといて、それ?」
「やっぱあれ、二代目スーパーカートリオ?」
「そうだったっけ?」
「まあ確かに、言うほど盗塁していないか」
いや、確かそうだったはず。。。
「あとあれよ、山下大ちゃんの記録を破る、遊撃手の連続無失策記録を樹立したという!」
「おお、凄い!」
「とはいえ、色々と言われたりもしたけれどね。捕球できる打球だけしか処理しないとか」
「酷い・・・・」
「実際のところは分からないけれど、いずれにしてもそれだけ無失策を続けるっていうのは大したもんだとおもうけどね」
「高橋選手が台頭したから、山下選手が引退したんだよね」
「そうね、これでしばらくはショートは安泰と思ったんだけど」
「そうはならなかったと」
「無失策記録を作った翌年、エラーしてから一気に落ちたわねー」
「一度切れるとねぇ」
それにしても、守備だけではなく打撃でも一気に精彩がなくなった。
「でも高橋雅裕は色々と印象に残っていることあるわよね」
「ほう?」
「応援歌が『グリーングリーン』で分かりやすくていいわよね!」
「それ?」
「本人も、『グリーングリーン』が流れると、自分の歌だって思うみたいだし」
「なるほどー」
「そして一番は!」
「一番は!?」
「ぱっかん、好きですか? のCM!」
「それかー!」
そう、あの衝撃のCMである。
「しかも、同じくもう一人CMに出ていたのは!」
「のは?」
「そのうちにご紹介!」
ということで。