「開幕の光りが見えてきたわっ!!」
ジャンプして拳を突き上げながら結乃が叫ぶ。
「嬉しい話題だね!」
理衣も素直に破顔している。
プロ野球6・19開幕へ「日常」取り戻す先陣切るプロ野球6・19開幕へ「日常」取り戻す先陣切る
「もちろん今後のコロナの状況次第でしょうけれど、それでも希望があるのは嬉しいわね」
「本当に、選手もファンも、いつか分からないのが辛いからね」
今もなお、緊急事態宣言がいつ終わるのか。コロナがいつ収束に向かうのか分からない。
だから、人々の不満と不安は募るし、ストレスも溜まる。
それが何か一つでも出口が見えるというのは素直に喜ばしい。
「正直、ネタも徐々になくなっていくからね、書くことがなくなってきて困るのよ!」
「いや、その困るのはたいしたことじゃないから・・・・」
「とにかく、早く開幕が確定してほしいわ!」
このニュースを見てそう思った人が多数だろう。
もちろん、開幕してすぐに観客が入れられるか分からない。
観客を入れても最初は少人数で、応援も静かなものだろう。
それでもプロ野球が始まる意義は大きい。
コロナ以前の生活
それが市民の目に見える形になるのだから。
開幕すれば、選手達はファンに勇気を与える様なプレーを見せてくれるだろう。
このような状況だからこそ、そういう姿勢を見せて欲しい。
「あとはあたし達が、やっぱり開幕ダメ! なんてことにならないよう、気を緩めることなく生活をするのよ!」
「そうだね、これから感染がまた広がったりしたら意味ないもんね」
「野球がみたければ皆さん、我慢のしどころよ!」
経済的にも徐々に動き出し始めているが、万全なわけではない。
うまくやっていきましょう!