6月4日(木) 横浜 7-8 楽天
「何やってんのよ康晃っ!?」
結乃が吼えた。
「サヨナラ負けは、練習試合でも嫌だよね」
理衣もがっくりしている。
なんとも締まらない試合になったものである。
守護神が打たれてサヨナラ負け。
開幕前で良かったと思うしかない。
「康晃マイクで楽しませてくれたのはよいけれど、本業は野球だからね!」
「うーん、そう言われちゃうよね」
「練習再開後、チーム内の登板でも打たれていたし、気合を入れ直しなさい!」
「本当、守護神がしっかりしてくれないとね!」
「投手陣は笠井、中川と、登板した若手がまた打たれたわね」
「笠井投手はエラーも絡んでだけど・・・」
「野手のエラーをカバーできる投手にならないとね」
「そうできると信頼関係がね」
笠井は5失点の自責点5。
とはいえ、失点は敗戦に繋がる。なんとか食い止めたかった。
「中川もせっかくのアピールチャンスでねぇ」
「でもほら、相手は浅村選手だし」
「だからこそ抑えればアピールになったのに」
機会は少ないかもしれないが、なんとかやり返したい。
「坂本は2イニングで5四球じゃあ話にならないわよ!」
「ちょっと厳しくなってきたかな?」
頑張れルーキー。
「まあ、三嶋、パットン、エスコバーは無失点でいってくれたから良かったけれど。パットンはなんか怪しかったけれど」
「三嶋投手、エスコバー投手は三振も2つ奪って1イニングパーフェクトだから問題なさそうだね」
この調子を維持してもらいたい。
「しかし、桑原がアピールして先発出場のチャンスを貰ったと思ったら4タコ。うまくいかないものね」
「うーん、でも続けていくしかないね。かわりに梶谷選手が2安打1四球と復調!」
「ま、2試合打てなかっただけだし。この試合もノーヒットだとさすがに少しあせるかもだけど」
「ロペス選手、宮崎選手も良さそうだしね」
「結局は主力頼りになっちゃうわねー」
それでも乙坂、楠本がヒットは打てていた。
「あとはモモちゃんがまたヒット! それも2塁打!」
「このアピールは大きいわよね。開幕1軍が少しずつ近づいてきているわよ!」
当たり前だが明暗はどうしても出てくる。
あと気になったのは、やはり守備面だろう。
全体的にもっと安定感が欲しい。
「これから上げていくことを信じるしかないわね」
「きっと大丈夫だよ!」
なんの根拠もないが、そう信じて見ていくしかないですね。