6月14日(日) 横浜 2-2 中日
「開幕前、最後の練習試合も終わったわね!」
結乃が言うと。
「あとは開幕を迎えるのみだね!」
理衣も続いていう。
そう、とうとう最後の練習試合も終わったのだ。
「最終戦は貧打だったわね! ソロHRのみの得点と、らしさが出たわね!」
「そういう自虐は良いから」
「ロペス、ソトと、外国人選手の一発だけ。安打もトータル4安打だからね」
「まあ、抑えられたね」
小刻みな中日投手陣のリレーに、連打は一回もなかった。
「前の試合の山本に続き、今度は梅津にも抑えられたわね」
「若手で生きのいい投手が中日さんも出てきているね」
「褒めている場合じゃないからね!」
「シーズンではやっぱり対策しないとね」
この試合でも梅津の前に5イニングで6三振を喫していた。
「オースティンが欠場したのが怖かったけれど、大事をとっただけみたいね。もう、脅かさないで欲しいわ」
「今や頼りになる打者だもんね」
「他はまあ、特に攻撃で見どころなかったわね」
「こ、この試合はね!」
「投手では、先発ローテに入る平良が5回1失点。ランナーを出しても粘り強く抑えたわね」
「守備にも助けられたね、梅津投手のライトゴロとか」
「そうね、あれがなかったらもっとヤバかったかもね」
決して万全ではなかったかもしれないが、平良には頑張ってもらわないと困る。
「石田の後は勝ちパ投手陣をつぎ込んだけれど、石田が不安定だったわね、1四球、1死球なんて」
「開幕にはあわせてくれるよ! パットン投手、エスコバー投手、三嶋投手はきっちり3凡!」
「今日の4人が生命線だからね!」
どうにかこうにか状態はあわせられたか。
「練習試合も最初は連敗だったけれど、最後の方でようやく上げてきた感じだね」
「逆よりは良かったわ。まあ、実際にシーズン入るとどうなるか? ってのはあるけれど」
「どのような形でも、シーズンに入れることが嬉しいし楽しみだね!」
「それが一番よね、コロナもまだ収まっている感じではあるし、このまま開幕に突入したいわね!」
いよいよ、この週末に開幕する、2020年シーズン。
まずは目いっぱい楽しみたい!