2020年6月28日 阪神戦
結果:横浜9-1阪神
敢闘選手賞:平良、柴田
前日、最終回に守護神が打たれて逆転負け。
苦手の阪神戦。
今年もまたか。
そう、思わせられるような試合からあけての試合。
初回、四球、盗塁、タイムリーと、最小限でお手本のような先制をされて、嫌な空気が流れかけたのは事実。
どんなに打てないと言われても、なぜか横浜スタジアムでは打つ。
それがまた2020年も続くのか。
そう言いたくなるような1回の表だったが。
それを吹き飛ばしてくれたのは、2回以降の平良の好投だった。
「6回1失点! 見事、今季初勝利!」
結乃が拳を天高く突き上げる。
「1回と4回以外は危なげなかったね!」
理衣も手放しで喜ぶ。
「初回以降は先頭打者をきっちり抑えたのが良かったわね」
「本当に安定していたね。三振は少なくてもきっちり打たせてとる!」
「そういう投手だからね。この調子なら今年は本当に期待できそう?」
「右のエースになって欲しいよね」
「あとはスタミナよね」
球数抑えて、7回、8回と投げられるようになってほしい。
「その平良を投げやすくしたのが打線! 初回、あっという間に3得点で逆転!」
「見事な連打だったね」
「中田は中日時代から苦手だったけれど、うまいこと立ち上がりを叩いたわね」
「こちらは2塁打3本と、長打力を見せた感じだね」
「走れないのは仕方ない、ストロングポイントは打つことなんだから!」
チームの強みを前面に打ち出した形だが、戸柱、柴田まで続けたのはたいしたものである。
「その後は打ちあぐねたけれど、力の落ちる中継ぎになればこちらのもんよね!」
「7回、8回で計5点!」
「特に大きいのは7回、無死満塁で戸柱がホームゲッツーになった後の柴田のタイムリー!」
「あそこで0点じゃ全然違うもんね」
「下手したら相手に流れいくわよ。3点差じゃまだまだ分からないし、康晃のこともあるし」
「柴田選手の後は大和選手も駄目押しタイムリーで!」
また、柴田で終わらなかったことも大きい。
「8回はもう、更におまけみたいなもんだけど、オースティンもタイムリーでて言うこと無しネ」
「2戦目の負けがあっただけに重要な試合だったもんね」
「これで負けたら本当に、『今年もか』って思いかけるところ、圧勝して勝ち越し! これはデカいわよ!」
「苦手を払しょくできると良いね!」
「してもらわないと困るのよ!」
「そして勝ち越していよいよ巨人戦!」
「調子が良いだけに叩きたいわね」
「目指せ勝ち越し!」
「裏ローテ、まずは濱口できっちり勝ちたい。あとは井納も坂本も外れたから誰が投げるのかが問題だけどね」
「櫻井投手は投げそうだけど、もう一人、だね」
先発はピープルズも落ちて、様変わりしそうである。
さて、どう再編してくるのか。
苦しいけれど、好調な打線が支えて欲しい。
「エスキーをあげて中継ぎ強化したし、うまいことやって欲しいわよね」
「ロペス選手も無理しないでほしいし」
「相手や先発に応じ、ベンチ入りを上手く使いたいわね」
まさにベンチワークの見せ所である。
「今週も気持ち良く週明けよ!」
「学校も仕事も頑張りましょう!」
「ただ、倉本は3三振だから、気合を入れ直して!」
チャンスに頑張れ!