2020年7月25日 広島戦
結果:横浜6-2広島
敢闘選手賞:乙坂
「3連勝!」
結乃がガッツポーズを見せる。
「連敗の後は連勝、本当にきたね!」
理衣は拍手をしている。
「いや、連敗しないのが一番なんだけど」
「それは言わないで!」
まあ、なにはともあれ3連勝である。
「決して楽な試合ではなかったけれどね、とにかく先発の今永、球数が多すぎだわよ」
「それだけ広島打線が粘ってきたということじゃあ」
「まあねえ、打線はいやらしいからね、各打者は」
「それでも6回2失点と、試合は作ったからね!」
「でもエースとして6回しか投げられないのは情けないわよ!」
このところ今永は長いイニングを投げられていない。
中継ぎ負担を軽減させるためにも、イニングをくって欲しいのだが。
「そしてエスコバー2イニング! パットンと同時に起用できないから、明日お休みなんでしょうね」
「8回の無死満塁、気合で押し切ったね!」
「ああ、あれは倉本のエラーが・・・・」
「ううう、守備はきちんとしないとね!」
「正直、今の広島だから抑えられたってのはあるからね! 油断しない!」
敗戦にはつながっていないが、ミスは減らさなければならない。
4回の今永のベースカバーもしかりである。
「打線はまずまず好調をキープ。初回に佐野、宮崎のタイムリーで2点を先制できたのは大きかったわね」
「やっぱり投手は立ち上がりが難しいね」
「ロペスが好調を維持し、佐野も継続中。戻ってきたオースティンもまずまずだからね」
「ソト選手の不調をみんなでカバーだね」
「全員が調子よいことなんてないしね、他が苦しんでいる時にソトには頑張ってもらいましょう!」
「そしてなんといってもこの日は代打・乙坂選手の3ラン!」
「いやー、まさかだったけれど、打った瞬間の特大HRだったわね」
「先発起用の倉本選手もあたって2安打、そうしてランナーたまったところで、だもんね」
「流れってあるもんね」
正直、連敗中とやっている野球自体は殆ど変わらない。
投手が送りバントをしたくらいで、あとは打つだけ。
ただ、それが繋がっているということ。
「冷え込んでいるソトと、少し鈍くなってきた梶谷を休ませたいわね」
「うーん、ラミレス監督は変えなさそうだけどね」
「ショートはあんなに代えるのにねぇ」
「それはきっと相性とか見ているんだろうね」
さて、どうなるか。
「3戦目は平良、好投しても勝ちがつかないのが続いているから、打線、援護しなさい!」
「目指せ、同一カード3連勝!」
そして、貯金を作って首位・巨人に借りを返しに行こう!