2020年10月1日 ヤクルト戦
結果:横浜0-2ヤクルト
敢闘選手賞:-
「もう、いいわ!」
手にしていた何かを投げ捨てる結乃。
「お、落ち着いて」
理衣がなだめようとするが、怒りはおさまりそうもない。
それはそうだろう、昨日は石川に今季初勝利を、この日は歳内にNPB復帰後初勝利を献上だ。
しかも7回無失点。
早打ちでぽんぽんとアウトになって、球数も少なくすいすいと投げられたのだから情けない。
「やる気あんの!?」
「やる気はあっても、結果が出ない時もあるから」
「もう少し意図のある攻撃ができないのかしらね」
「まあ、結果が出ないとね・・・・」
ランナーが出ても、併殺かチャンスで凡打。
相変わらずである。
「ブルペンデーなんだから、打線が援護しないと」
「でも投手陣は頑張ったよね、2失点!」
「それも、負けたら投手の無駄遣いにしかならないけどね・・・・」
「うう・・・・」
8人の投手をつぎ込み、国吉、エスコバーは2イニングずつ投げている。
頑張ってくれたが、試合結果として報われていないわけで。
「まー、どこでも何度も言われているけれど、ただ打つだけしかできないから、打てない時は何もできないのよね」
「ずっと課題だよね」
「ホントにもういい加減にそこは卒業しないと、上にはいけないわよ」
「そ、そういう話はシーズンが終わってからで」
「遅いわ!」
さあ、この勢いのなさでガールズフェスティバルに突入!
相手の先発投手はこれまた今季未勝利の二年目右腕、清水である。
3試合連続、初勝利を献上なんて情けないことにならないようにしてほしい。
「頼むわよ本当に!」
「私達も現地応援予定です!」
「今シーズン初にして最後かもしれないから、マジで!」
さて、どうなるやら。